日本ペイントHDは1200円台を回復、TOTOに中国・アジア圏の回復期待が言われ連想波及、自動運転用の路面塗料なども材料視

■12月決算が最高益更新含みで期待度も高い

 日本ペイントホールディングス(日本ペイントHD)<4612>(東証プライム)は1月10日、朝方に10%高の1201円(114円高)まで上げて約1ヵ月ぶりに1200円台を回復し、その後も午前11時にかけて7、8%高で値を保ち大きく出直っている。12月決算が最高益更新含みで高業績株物色に乗るほか、売上高に占める中国・アジア圏の割合が5割超を占めるため、同じく中国・アジア圏の割合が高いTOTO<5332>(東証プライム)の投資判断をゴールドマン・サックス証券とモルガン・スタンレーMUFG証券が中国経済の回復予想などから引き上げたと伝えられ、日本ペイントHDにも連想買いが波及したとの見方が出ている。また、自動運転用の路面認識塗料ターゲットラインペイントなども注目材料視されている。

 第3四半期連結決算(2022年1~9月・累計)は大幅に伸び、売上高に相当する売上収益が前年同期比33%増加し、営業利益は同25%増加した。12月期の予想は据え置いたが、数字は全体に連続して最高を更新する見通しになっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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