インフォコムはトップアスリートやプロを目指すアスリート向け支援サービス「ATHLETE STORIES」のトレーナー向けのアプリの提供を開始

■練習管理やコミュニティ機能のみならず、活動資金援助やセカンドキャリアに至るまでをサポート

 インフォコム<4348>(JQS)は6日、トップアスリートやプロを目指すアスリート向け支援サービス「ATHLETE STORIES」のトレーナー向けのアプリの提供を開始した。「アスリートストーリーズ」は、トップアスリートを目指す人の練習管理やコミュニティ機能のみならず、活動資金援助や就職支援といった引退後のセカンドキャリアに至るまでをサポートするサービス。

 現在、トップアスリートを目指す競技人口は約500万人とも言われているが、怪我やリハビリ、食事やメンタルなど専門知識をもっているトレーナーのサポートを受けられているのはトップアスリートと呼ばれるごくわずかなアスリートのみである。トップアスリートを目指す多くのアスリートは、専門トレーナーの存在を知らず、指導者の知識レベルに頼っている状況である

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 一方、専門トレーナー側もJリーグなどのプロチームやトップアスリートとの個人契約ができるのはほんの一握りの枠となっており、アスレティックトレーナーの資格を持っていながらも実際にその職につくことができている人は少なく、過半数以上がマッサージ師などの副業を行わざるをえないのが現状である。

 育成年代のジュニアアスリートにとって、怪我の予防、リハビリによる早期回復、栄養管理やメンタルケアなどはトップアスリートやプロを目指すうえで大変重要であり、専門トレーナーのサポートを受けることで競技全体のレベルアップにも繋がると考えられる。

 「アスリートストーリーズ」は、こうした背景の中、2020年に向けてより多くのアスリートが専門トレーナーのサポートを受けられるように、また専門トレーナーが効率的に業務を行えるようにICTを活用したアスレティックトレーナーとスポーツ栄養士向けに特化したアスリート管理アプリを開発し、8月6日より無料で提供を開始している。

 今後は、メンタルトレーナーやパーソナルトレーナー、フィジカルトレーナー、ストレングストレーナーなど様々な専門トレーナーが利用できる管理アプリの展開も予定している。その後、バナー広告や市場調査事業で調達した財源を基に、より多くのアスリートが「無料」で専門トレーナーの管理を受けられるサービスを展開し、さらに、「アスリートストーリーズ」により得られたデータを基に、現役引退後に適切な企業を紹介する「就業支援」のサービスを加えていく。

 また、アスリートが練習や試合に専念できる環境を提供することで、「自己管理意識の向上」「競技力アップ」「オリンピック・パラリンピックのメダル増加」「マイナー競技の認知度アップ」「競技人口の増加」などに貢献し、スポーツ全体の活性化に資する仕組みを創出する。

 こうした事業展開により、中長期的にはユーザ数100万人、売上30億円を目指す。

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