タカミヤは「当社サーバーに不正アクセス」を発表したが後場一段と強含む

■攻撃者のリークサイトに当社名が掲載されていることを確認

 タカミヤ<2445>(東証プライム)は1月23日の後場、一段と強含む相場となり、14時40分を過ぎて385円(8円高)まで上げて出直り高となっている。午前11時30分に「当社サーバーに対する不正アクセス」を発表したが、発見したのは昨2022年12月で、現在は対応が進んでいるもようのため、株価への影響は軽微のようだ。

 発表によると、不正アクセスが判明したのは昨2022年12月で、業務システムへのアクセス障害を確認したことから、システム管理者が調査を行い、社内サーバーに保存されていたファイルが暗号化されるなど、ランサムウェアであるLockBitに感染したことが判明した。直ちに復旧作業を開始するとともに、攻撃対象サーバーに関するデジタルフォレンジック調査を実施する外部専門機関の選定作業等を開始した。1月7日、ランサムウェア攻撃をしたと名乗るものからメールを受信し、また、攻撃者のリークサイトに当社名が掲載されていることを確認した。

 初期調査の結果によれば、攻撃者は、当社ベトナム拠点に対して不正アクセスを行った上でグループの社内サーバーに侵入し、ランサムウェアを実行し、ファイルの暗号化を行ったものと考えられるという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る