中でも風力発電・太陽光発電関連銘柄に注目
7月7日から9日まで北海道洞爺湖サミットが開かれる。昨年の独ハイリゲンダムサミットでは主要8カ国が『2050年までに温暖化ガス排出量を半減』で合意した。これまでの京都議定書の会議で出た『20年までに25―40%削減』という中期目標の表現が洞爺湖サミットでどこまで盛り込めるのか注目される。
政府が3月1日、米英とともに創設する地球温暖化対策のための多国間基金について、3年間で1000億―2000億円を出資する方向で検討に入ったとしており、日米英を合わせた資金規模は総額5000億円程度と、気候変動対策目的の基金としては世界最大となる。
スペインなど他の先進国も支援に前向きとみられ、7月の主要国首脳会議(洞爺湖サミット)での最終合意に向け、調整が本格化する模様で、多国間基金の創設は、風力・太陽光といった環境に負荷の少ない発電技術などを途上国に普及させるのが狙いという。
5月24日から26日にG8環境相会合(神戸)、6月7日から8日にG8エネルギー相会合(青森)とサミットまで環境・エネルギー問題について話し合われることから、環境・エネルギー関連、中でも風力発電・太陽光発電などに関連する銘柄を物色する動きが一段と強まりそうだ。
【環境・エネルギー関連】
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【特集】
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2008年04月 北海道洞爺湖サミット特集
■狙える北海道洞爺湖サミット関連銘柄 (順不同)
日本風力開発 蓄電池併設型風力発電機技術を世界にピーアール
●日本風力開発<2766>(東マ)
日本風力開発は、青森県と協力し、今年から試験運転を始める蓄電池併設型風力発電機の技術を7月の北海道洞爺湖サミットで世界にピーアールする。「世界初の環境技術」(青森県庁)を参加国の要人らに紹介し、環境対策に先進的な日本の取り組みを認知してもらう狙いと報じられていることから注目度は高い。
足元の業績、前2008年3月期業績予想は、売上高が前年比29.7%増の105億円、経常利益が同2.0倍の11億円、純利益が同2.3倍の6億円と大幅増益を見込む。
日本風力開発は、青森県と協力し、今年から試験運転を始める蓄電池併設型風力発電機の技術を7月の北海道洞爺湖サミットで世界にピーアールする。「世界初の環境技術」(青森県庁)を参加国の要人らに紹介し、環境対策に先進的な日本の取り組みを認知してもらう狙いと報じられていることから注目度は高い。
足元の業績、前2008年3月期業績予想は、売上高が前年比29.7%増の105億円、経常利益が同2.0倍の11億円、純利益が同2.3倍の6億円と大幅増益を見込む。
風力発電関連 提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.04 |特集
三菱重工業 風力発電機の需要急増で相場の牽引役へ
●三菱重工業<7011>(東1)
三菱重工業は、風力発電機の供給能力を2011年に現行から約7割増やし、大型機約800台に当たる年2000メガワットとする。主要部品の「大型翼」を米国の強化繊維プラスチック大手のTPIコンポジッツ社に生産委託、TPIがカナダに建設する新工場から年約1000枚を調達する。温暖化問題を背景に風力発電機の需要が世界で急増しており、同社は11年に4000億円の売り上げを狙うと報じられており、相場の牽引役となるだろう。
足元の業績、前2008年3月期業績予想は、売上高が前年比4.3%増3兆2000億円、経常利益が同26.4%の1050億円、純利益が同22.9%増の600億円と大幅2ケタ増益を見込む。
三菱重工業は、風力発電機の供給能力を2011年に現行から約7割増やし、大型機約800台に当たる年2000メガワットとする。主要部品の「大型翼」を米国の強化繊維プラスチック大手のTPIコンポジッツ社に生産委託、TPIがカナダに建設する新工場から年約1000枚を調達する。温暖化問題を背景に風力発電機の需要が世界で急増しており、同社は11年に4000億円の売り上げを狙うと報じられており、相場の牽引役となるだろう。
足元の業績、前2008年3月期業績予想は、売上高が前年比4.3%増3兆2000億円、経常利益が同26.4%の1050億円、純利益が同22.9%増の600億円と大幅2ケタ増益を見込む。
風力発電関連 提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.04 |特集
エヌ・ピー・シー 太陽電池製造装置で中東に進出、2ケタ増益を見込む
●エヌ・ピー・シー<6255>(東マ)
太陽電池製造装置メーカーのエヌ・ピー・シーは、中東に進出することが注目されている。太陽電池製造に参入する現地企業から数億円規模の製造装置を受注、今夏に納入する。中東産油国は豊富なオイルマネーで産業育成を進めていることから、2010年8月期に同地域で20億円程度の売上高を目指すとしている。国内では、30億円投じて松山に工場を設立し7月から稼動を予定で、太陽電池の普及に対応する。
足元の業績、今2008年8月期業績予想は、売上高が前年比24.9%減の81億8500万円、経常利益が同18.9%増の9億4000万円、純利益が同15.0%増の5億3800万円と2ケタ増益を見込む。
太陽電池製造装置メーカーのエヌ・ピー・シーは、中東に進出することが注目されている。太陽電池製造に参入する現地企業から数億円規模の製造装置を受注、今夏に納入する。中東産油国は豊富なオイルマネーで産業育成を進めていることから、2010年8月期に同地域で20億円程度の売上高を目指すとしている。国内では、30億円投じて松山に工場を設立し7月から稼動を予定で、太陽電池の普及に対応する。
足元の業績、今2008年8月期業績予想は、売上高が前年比24.9%減の81億8500万円、経常利益が同18.9%増の9億4000万円、純利益が同15.0%増の5億3800万円と2ケタ増益を見込む。
太陽電池関連 提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.04 |特集
石井表記 太陽電池ウエハーの販売が好調で増収増益幅へ
●石井表記<6336>(東2)
表面処理加工専業の石井表記は、太陽電池ウエハーの販売が好調だ。広島県福山市で液晶向け、太陽光発電関連の生産設備を増強し。主力のプリント基板製造装置を支える事業に育て、2010年をメドに連結売上高200億円超えを目指している。加工した太陽電池ウエハーはシャープや京セラなどの大手太陽光発電メーカーの製品に内蔵されることから、各社の増産計画は追い風となっている。
足元の業績、今2009年1月期業績予想は、売上高が前年比34.5%増の236億7800万円、経常利益が同52.1%増の31億4600万円、純利益が同50.9%増の18億900万円と前期に比べ増収増益幅を拡大する見込み。
表面処理加工専業の石井表記は、太陽電池ウエハーの販売が好調だ。広島県福山市で液晶向け、太陽光発電関連の生産設備を増強し。主力のプリント基板製造装置を支える事業に育て、2010年をメドに連結売上高200億円超えを目指している。加工した太陽電池ウエハーはシャープや京セラなどの大手太陽光発電メーカーの製品に内蔵されることから、各社の増産計画は追い風となっている。
足元の業績、今2009年1月期業績予想は、売上高が前年比34.5%増の236億7800万円、経常利益が同52.1%増の31億4600万円、純利益が同50.9%増の18億900万円と前期に比べ増収増益幅を拡大する見込み。
太陽電池関連 提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.04 |特集
日本製鋼所 原発の圧力容器・加圧器で世界シェア80%と圧倒的な強み
●日本製鋼所<5631>(東1)
日本製鋼所は、原子力発電所建設関連として再び注目されている。東芝が米国の電力会社2社から計4基の原子力発電所を総額約1兆4000億円で受注することが明らかになったと報じられた。米国では、エネルギー政策の転換で今後20年間で約30基の原発の新設を計画。資源高や地球温暖化を背景に、世界では同150基以上の原発建設計画がある。日本製鋼所は、原発の圧力容器・加圧器で世界シェア80%と圧倒的な強みを持っていることから、今後受注拡大が見込まれよう。
足元の業績、前2008年3月期業績予想は、売上高が前年比5.2%増の2180億円、経常利益が同15.1%増の270億円、純利益が同19.8%増の150億円と2ケタ増益を見込む。
日本製鋼所は、原子力発電所建設関連として再び注目されている。東芝が米国の電力会社2社から計4基の原子力発電所を総額約1兆4000億円で受注することが明らかになったと報じられた。米国では、エネルギー政策の転換で今後20年間で約30基の原発の新設を計画。資源高や地球温暖化を背景に、世界では同150基以上の原発建設計画がある。日本製鋼所は、原発の圧力容器・加圧器で世界シェア80%と圧倒的な強みを持っていることから、今後受注拡大が見込まれよう。
足元の業績、前2008年3月期業績予想は、売上高が前年比5.2%増の2180億円、経常利益が同15.1%増の270億円、純利益が同19.8%増の150億円と2ケタ増益を見込む。
原子力発電関連 提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.04 |特集
ジーエス・ユアサ コーポレーション リチウムイオン電池で今後の展開に注目
●ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>(東1)
ジーエス・ユアサ コーポレーションは、リチウムイオン電池関連として注目。原油価格の高騰や環境問題を背景に、省エネ車の需要が世界的に拡大する見通しだ。日立製作所が、米ゼネラル・モーターズからハイブリッド自動車用リチウムイオン電池を受注したと発表。トヨタ自動車など日本メーカーも09年以降、同電池を搭載した乗用車を製品化する計画で、ノートパソコンや携帯電話向けのみならず、ハイブリッド車向けにリチウムイオン電池の需要は増えることから、電池メーカーのGS・ユアサの業績も好転しよう。
足元の業績、前2008年3月期業績予想は、売上高が前年比15.1%増の3000億円、経常利益が同0.3%減の270億円、純利益が同27.4%減の30億円と減益見込みだが、三菱グループと自動車用大型リチウムイオン電池の合弁設立で今後の展開が注目される。
ジーエス・ユアサ コーポレーションは、リチウムイオン電池関連として注目。原油価格の高騰や環境問題を背景に、省エネ車の需要が世界的に拡大する見通しだ。日立製作所が、米ゼネラル・モーターズからハイブリッド自動車用リチウムイオン電池を受注したと発表。トヨタ自動車など日本メーカーも09年以降、同電池を搭載した乗用車を製品化する計画で、ノートパソコンや携帯電話向けのみならず、ハイブリッド車向けにリチウムイオン電池の需要は増えることから、電池メーカーのGS・ユアサの業績も好転しよう。
足元の業績、前2008年3月期業績予想は、売上高が前年比15.1%増の3000億円、経常利益が同0.3%減の270億円、純利益が同27.4%減の30億円と減益見込みだが、三菱グループと自動車用大型リチウムイオン電池の合弁設立で今後の展開が注目される。
リチウムイオン電池関連 提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.04 |特集