[株価と景気の関係]

　株価と景気の関係は非常に重要です。株価はさまざまな要因で動きますが、最も重要なのが企業の業績変動であり、企業業績に大きな影響を与えるのが景気動向なのです。

　企業の業績が良くなるということは、売上の増加に伴って利益も増えることです。売上と利益が増えるためには、企業の営業強化や経費削減といった努力も重要ですが、やはり世の中全体でモノの動きが活発になることが必要です。設備投資や消費支出が増えて、世の中全体でモノの動きが活発になっている状態が好景気です。

　好景気になれば、多くの企業で売上と利益が増加して業績が良くなるため、景気の回復や拡大は株価の上昇要因となるのです。