■銘柄選択の基礎
[株価指数を活用]
相場には全体としての上昇局面や下降局面があります。個別銘柄に買い材料が出ても株価が動かないようなときは、相場全体が下降局面やこう着状態にあることが多いのです。
また株式市場では通常、すべての銘柄がまんべんなく買われるというケースは少なく、その時々で物色される業種や銘柄が変わってきます。したがって実際の株式投資においては、個別銘柄の業績動向だけでなく、投資判断の目安として、相場全体の値動きや方向性を知っておくことが重要になります。
こうした相場全体の値動きを示すのが株価指数です。東証1部の銘柄を対象にした日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)などが代表的な株価指数です。