中間期の上方修正を発表したが、更なる上方修正も

GMOホスティング&セキュリティ<3788>(東マ)の2009年12月期第1四半期連結決算説明会が開催された。
5月11日に発表されているように、今期の第1四半期の連結業績は、売上高18億7400万円(前年同期比5.3%増)、営業利益2億7400万円(同6.3%減)、経常利益2億8500万円(同10.0%増)、純利益1億5200万円(同238.8%増)と増収、最終大幅増益であった。
第1四半期の業績が順調であったことから発表同日に、第2四半期連結業績予想の上方修正も発表。予想売上高は前回予想を1700万円上回る37億6100万円(前回予想比0.5%増)、営業利益は7400万円上回る4億6400万円(同19.1%増)、経常利益は8500万円上回る4億7600万円(同21.7%増)、最終利益も1億3000万円上回る2億5000万円(同108.8%増)を見込む。
今回の第1四半期決算のトピックスは、ホスティングサービスで利益率の高いマネージドホスティングサービスが順調に売上を伸ばしていることと、「グローバルサイン」へのブランド変更後、初めてセキュリティサービスが第1四半期で営業黒字を達成したことが挙げられる。
両サービスの現況を見ると、OEMの大口契約が解約された影響があり、売上高は15億3700万円(同0.6%減)となったが、現在同社が注力しているマネージドホスティングサービスは、順調に顧客を獲得している。まだ日本においては競合他社が少ないことに加え、顧客ニーズが高いことが魅力。
日本でのマネージドホスティングの市場規模は2010年には2500億円(同社推定)といわれるが、低価格で、迅速に情報システムを提供できる企業は同社を除いて見当たらない。また、主力の価格帯は月額30万円から50万円と他のホスティング事業の単価と比較して高額であり、今後の成長を担う商材として経営資源を集中して一気にシェア拡大を目指す方針。既に、1月にメディアバックアップオプション、2月2月にイメージバックアップオプション、冗長化サービス、3月にメールサーバー運用代行サービス、専用サーバーExchangeサービスとサービスの内容を拡充している。
一方のセキュリティサービス事業では、第1四半期に営業黒字化した。損益分岐点を超えると、売上の多くが利益となるため、加速度的に利益の増加が見込める状況にある。
営業黒字化となった第一の要因は、ワンクリックSSLを主体として代理店開拓が、順調に進行していることが挙げられる。また、オーストラリア・ニュージランド・香港・シンガポール向けのサイトオープンや、ブラジルで2位のISPと販売代理店契約を結ぶなど南米・東南アジアなど販売地域が拡大している。
SSL証明書の発行枚数は、前期の第4四半期(10月〜12月)は、8278枚(海外3227枚、国内5051枚)であったが、今第1四半期(1月〜3月)は、9229枚(海外4230枚、国内4999枚)と951枚増えている。国内は52枚減少したものの海外で1003枚増えたことによる。
代理店数を見ると前期の第4四半期は1498社(海外954社、国内544社)、今第1四半期は1605社(海外1039社、国内566社)と107社増えている。特に、南米等の新市場を取り込み、全世界に販路が広がったといえる。
業績好調で、第2四半期を上方修正したといっても、第1四半期の進捗率を見ると、売上高49.6%、営業利益59.1%、経常利益59.9%、純利益60.8%となっていることから、利益面での上方修正も期待できる。
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