2012年 底値圏のマーケットで注目される「高配当利回り銘柄」
高利回り株

アスカネットは純益、過去最高記録の更新期待!増配に関心が


アスカネット<2438>(東マ)

■夢の空間結像技術、中長期的な展望での商品化

アスカネットホームページ アスカネットの会社設立は、写真撮影業務の飛鳥写真館を1995年に法人化し、デジタルフォト修整専門会社としてスタート。2005年4月、東京証券取引所マザーズ市場に上場。社名は前身の写真館名の継承とネットコミュニケーション時代を映し「アスカネット」とした。

 事業はメモリアルデザインサービス・パーソナルパブリッシングサービス・エアリアルイメージングの3事業を展開している。

 メモリアルDS事業(売上げ構成比46%)では、全国の葬儀社向け遺影写真加工を中心に、毎期安定した成長を続けている。パーソナルPS事業(売上げ構成比54%)は、インターネットを利用した1冊からできる個人写真集(マイブック)制作をメイン事業とし、デジタル時代に相応しい表現方法を次々と提案し、海外展開も積極的に取り組んでいる。

 直近の注目されるトピックスとして、同社が保有し、研究開発を進めている【空間に3D映像などを結像させる】独自技術がある。同社は、新事業領域として独立した部門を設置し、各方面からの問い合わせや、試作品提供に追われているが、今後の事業展開については、2〜3年先を見た中長期的な展望での商品化を目指す方針である。

 今4月期業績は、昨年11月に当初予想を上方修正し、売上4,534百万円、営業利益693百万円、純益4億円、1株当たり予想利益は9572.11円。

 しかし、過去最高の純利益であった前期411百万円の更新も期待されるだけに、期末配当は期初計画を据え置いて1株当たり1,500円としているが、増配期待が濃厚だ。

 なお、同社は、このたび売買取引について単元制度の採用を決め、5月1日の取引から100株を1単元となる。これに伴い株式分割を行うが、株式分割の方法は、4月30日現在の最終株主名簿記載(または記録された)株主が所有する普通株式1株につき100株の割合で分割する。

決算期:4月末
売買単位:1株(現在)
時価:82,000円(3月29日終値)
利回り:15,000円÷8万2,000円=1.8%
株主優待制度:4月30日現在の株主に対して、MYBOOK利用券を贈呈
  ☆1株以上4株以下の場合:1000円割引利用券2枚、
  ☆5株以上の場合:2,000円割引券3枚

※1株所有株主が優待制度を利用した場合の投資利回りは、

投資金額:1株×82,000円=8万2,000円、
配当金:1株×1,500円=1,500円、
優待割引:1,000円×2枚=2,000円
投資利回り:(1,500円+2,000円)÷82,000円=4.3%

●厳選 底値圏のマーケットで注目される「高配当利回り銘柄」(順不同)

銘 柄 記 事
  3月期決算  
 ・ソフトクリエイトHD<3371>(東1)  ソフトクリエイトHDは第2四半期と期末配当の上方修正を発表
 ・アールシーコア<7837>(JQS)   アールシーコア:ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売
 ・第一実業<8059>(東1)  第一実業:株価はバイナリ発電装置の独占販売代理店契約を締結したことから出来高を伴い急上昇
 


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