●アスカネット<2438>(東マ)
■夢の空間結像技術、中長期的な展望での商品化
アスカネットの会社設立は、写真撮影業務の飛鳥写真館を1995年に法人化し、デジタルフォト修整専門会社としてスタート。2005年4月、東京証券取引所マザーズ市場に上場。社名は前身の写真館名の継承とネットコミュニケーション時代を映し「アスカネット」とした。
事業はメモリアルデザインサービス・パーソナルパブリッシングサービス・エアリアルイメージングの3事業を展開している。
メモリアルDS事業(売上げ構成比46%)では、全国の葬儀社向け遺影写真加工を中心に、毎期安定した成長を続けている。パーソナルPS事業(売上げ構成比54%)は、インターネットを利用した1冊からできる個人写真集(マイブック)制作をメイン事業とし、デジタル時代に相応しい表現方法を次々と提案し、海外展開も積極的に取り組んでいる。
直近の注目されるトピックスとして、同社が保有し、研究開発を進めている【空間に3D映像などを結像させる】独自技術がある。同社は、新事業領域として独立した部門を設置し、各方面からの問い合わせや、試作品提供に追われているが、今後の事業展開については、2〜3年先を見た中長期的な展望での商品化を目指す方針である。
今4月期業績は、昨年11月に当初予想を上方修正し、売上4,534百万円、営業利益693百万円、純益4億円、1株当たり予想利益は9572.11円。
しかし、過去最高の純利益であった前期411百万円の更新も期待されるだけに、期末配当は期初計画を据え置いて1株当たり1,500円としているが、増配期待が濃厚だ。
なお、同社は、このたび売買取引について単元制度の採用を決め、5月1日の取引から100株を1単元となる。これに伴い株式分割を行うが、株式分割の方法は、4月30日現在の最終株主名簿記載(または記録された)株主が所有する普通株式1株につき100株の割合で分割する。
・決算期:4月末
・売買単位:1株(現在)
・時価:82,000円(3月29日終値)
・利回り:15,000円÷8万2,000円=1.8%
・株主優待制度:4月30日現在の株主に対して、MYBOOK利用券を贈呈
☆1株以上4株以下の場合:1000円割引利用券2枚、
☆5株以上の場合:2,000円割引券3枚
※1株所有株主が優待制度を利用した場合の投資利回りは、
・投資金額:1株×82,000円=8万2,000円、
・配当金:1株×1,500円=1,500円、
・優待割引:1,000円×2枚=2,000円
・投資利回り:(1,500円+2,000円)÷82,000円=4.3%