●パシフィックネット<3021>(東マ)
設立は1988年7月。2006年2月に東証マザーズ上場。パソコン・OA機器を中心とした「リユース・リサイクル事業」、不要な機器の「引取回収事業」、「パソコンレンタル事業」を中核としたビジネスを展開。
今後は、クラウド・コンピューティングへの注目など大きな動きを見せている「サーバ市場」、さらに「携帯電話市場」に展開。
使用済みの携帯電話が国内で約2億台という中古携帯の市場は拡大の一途。この中で全国主要都市に引取回収拠点8ヶ所を配したネットワーク、ISO27001並びにプライバシマークに準拠した情報漏洩防止のためのセキュリティ体制をアピールし、リース・レンタル会社、一般企業を対象とした仕入れ営業力を強化。直営店舗8ヶ所及び通信販売等において個人向け販売にも注力、法人向け販売と併せ販売を強化。
今5月期の第3四半期(6〜2月)は、前年同期比1.9%減収、営業利益8200万円(前年同期は赤字9800万円)と黒字転換。
「引取回収・販売事業」は前年同期比1.4%減収。主要仕入先のリース・レンタル会社と一般法人等への仕入強化の一環として昨年6月に本部営業組織を一本化し首都圏を中心に営業を強化。同社出資会社の(株)スマートスタイルクリエイトにおいて買取・販売を開始し、中小企業及び個人への仕入れを強化。
「レンタル事業」は前年同期比4.3%減収。官公庁・自治体等の一般競争入札の案件に積極的参加。これまでのPCを中心としたラインナップにタブレット端末やスマートフォン等を追加し、レンタルニーズの多様化に対応している。
今5月期通期は、売上10.0%増の37億9500万円、営業利益1億3600万円(前期600万円)、1株利益2278円の見通し。配当は年1100円継続の予定。
年初来高値は4万1500円(3月29日)、安値2万6510円(1月19日)、直近値3万6000円(4月12日)。利回り3.05%、PER15.8倍。
・決算期:5月末
・売買単位:1株
・投資金額:1株×3万6000円=3万6000円
・配当金:1株×1100円=1100円
・年利回り:1100円÷3万6000円=3.05%