2012年 底値圏のマーケットで注目される「高配当利回り銘柄」
高利回り銘柄

パシネット利回り3%超、パソコン等のリユース・リサイクル好調


パシフィックネット<3021>(東マ)

パシフィックネット 設立は1988年7月。2006年2月に東証マザーズ上場。パソコン・OA機器を中心とした「リユース・リサイクル事業」、不要な機器の「引取回収事業」、「パソコンレンタル事業」を中核としたビジネスを展開。

 今後は、クラウド・コンピューティングへの注目など大きな動きを見せている「サーバ市場」、さらに「携帯電話市場」に展開。

 使用済みの携帯電話が国内で約2億台という中古携帯の市場は拡大の一途。この中で全国主要都市に引取回収拠点8ヶ所を配したネットワーク、ISO27001並びにプライバシマークに準拠した情報漏洩防止のためのセキュリティ体制をアピールし、リース・レンタル会社、一般企業を対象とした仕入れ営業力を強化。直営店舗8ヶ所及び通信販売等において個人向け販売にも注力、法人向け販売と併せ販売を強化。

 今5月期の第3四半期(6〜2月)は、前年同期比1.9%減収、営業利益8200万円(前年同期は赤字9800万円)と黒字転換。

 「引取回収・販売事業」は前年同期比1.4%減収。主要仕入先のリース・レンタル会社と一般法人等への仕入強化の一環として昨年6月に本部営業組織を一本化し首都圏を中心に営業を強化。同社出資会社の(株)スマートスタイルクリエイトにおいて買取・販売を開始し、中小企業及び個人への仕入れを強化。

 「レンタル事業」は前年同期比4.3%減収。官公庁・自治体等の一般競争入札の案件に積極的参加。これまでのPCを中心としたラインナップにタブレット端末やスマートフォン等を追加し、レンタルニーズの多様化に対応している。

 今5月期通期は、売上10.0%増の37億9500万円、営業利益1億3600万円(前期600万円)、1株利益2278円の見通し。配当は年1100円継続の予定。

 年初来高値は4万1500円(3月29日)、安値2万6510円(1月19日)、直近値3万6000円(4月12日)。利回り3.05%、PER15.8倍。

決算期:5月末
売買単位:1株
投資金額:1株×3万6000円=3万6000円
配当金:1株×1100円=1100円
年利回り:1100円÷3万6000円=3.05%

●厳選 底値圏のマーケットで注目される「高配当利回り銘柄」(順不同)

銘 柄 記 事
  3月期決算  
 ・ソフトクリエイトHD<3371>(東1)  ソフトクリエイトHDは第2四半期と期末配当の上方修正を発表
 ・アールシーコア<7837>(JQS)   アールシーコア:ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売
 ・第一実業<8059>(東1)  第一実業:株価はバイナリ発電装置の独占販売代理店契約を締結したことから出来高を伴い急上昇
 


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