■美容家電業界は、総合家電メーカーの本格参入で競争が激化
美容家電業界には、パナソニック、シャープ、日立等の総合家電メーカーの本格参入で競争が激化している。特にアジア展開に関しては、パナソニック、日立が強化している。
その様な状況の中で、この業界の先駆けであるヤーマン<6630>(東1)は、プロフェッショナルエステティック技術を背景とした専門性の高い商品ラインナップ、市場になかった新しい技術の製品開発力を持っていることに加え、化粧品も開発していることから、大手家電メーカーでは真似のできない美容に関するワンストップソリューションを提供できることが強みといえる。
これまで、プラチナゲルマローラー、脱毛器「no!no!HAIR」、痩身アイテム「加圧エクサ」等の画期的な製品を生み出している。また、化粧品では、「オンリーミネラル」の人気が高い。カテゴリー別には、美容家電、ウェルネス家電・フィットネス家電、化粧品・バラエティ雑貨に分けられ様々な製品を開発している。
販売については、TV通信販売向け卸、店舗販売向け卸、直接販売と3つの独自の販売体制を構築している。また、自社でコールセンターを持ち、製品の使用方法等に関する顧客からの質問に、詳しく説明できる体制も整えている。
中期経営計画の目標は、美容家電のパイオニアとして、美容家電の機能、品質、価格の面でのデファクトを創ることで、ヤーマンブランドを確立することを挙げている。その結果、売上高300億円、経常利益率10%を達成する計画。
・コード:6630
・市場:東証1部
・売買単位:100株
・決算期:4月末
・株価:1466円(3月25日時点)
・配当:中間18円、期末18円(年36円)
・1単位投資金額:1466×100株=14万6600円
・1単位配当額:18円×100株=1800円(年3600円)
・利回り:期末1800円÷14万6600円=1.2%(年2.4%)