2012年 底値圏のマーケットで注目される「高配当利回り銘柄」
高配当利回り銘柄

まもなく創業100年のイワキ、商社とメーカーの両機能に強み


イワキ<8095>(東1)

イワキのHP 創業は1914年(大正3年)7月で、まもなく創業100年を迎える。設立は1941年(昭和16年)9月。1963年7月に東京証券取引所2部、1964年6月に大阪証券取引所2部、2005年1月に東証1部にそれぞれ上場した。

 健康に奉仕することをモットーに一般医薬品および健康食品を薬局・薬店・ドラッグストアに、動物用医薬品を畜産農家や動物病院に供給する。また、全国各地の医薬品卸と医療機関に医療用医薬品などを供給。強力なネットワークを持つ医薬品卸売業として確固たる基盤を築いている。

 とくに、「商社機能」と「メーカー機能」の両方を持つ。商社機能では医薬・香料原料、化学品原料、食品原料などを国内約1000社から仕入れて、約3000社の取引先に供給。一方、メーカー機能では、ヘルスケアとファインケミカル分野において事業を育成。医薬品、化成品、食品、健康食品、化粧品、医療機器などでのメーカー機能を持ち、受託加工品・OEM製品を供給している。

 2011年11月期は、売上6.7%増の537億9700万円、営業利益2.4倍の12億1500万円と大幅増益。「医薬品事業」で2.2%増収、「医薬品原料・香粧品原料事業」で8.6%増収、「化成品事業」で1.3%減収、「食品原料・機能性食品事業」で0.3%増収だった。

 今期(2012年11月期)については、経済全般に不透明感があり、薬価改定もあることなどから売上1.5%減の530億円、営業利益9.5%減の11億円と慎重な見通し。予想1株利益20.7円、配当は中間3円、期末3円の合計年6円の予定。

 株価は年初来高値が213円(2月23日)、安値182円(1月11日)、直近値192円(4月24日)。年利回り3.12%、PER9.2倍。

決算期:11月末
売買単位:1000株
投資金額:1000株×192円=19万2000円
年間配当額:1000株×6円=6000円
中間配当額:1000株×3円=3000円
年利回り:6000円÷19万2000円=3.12%
中間利回り:3000円÷19万2000円=1.56%

●厳選 底値圏のマーケットで注目される「高配当利回り銘柄」(順不同)

銘 柄 記 事
  3月期決算  
 ・ソフトクリエイトHD<3371>(東1)  ソフトクリエイトHDは第2四半期と期末配当の上方修正を発表
 ・アールシーコア<7837>(JQS)   アールシーコア:ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売
 ・第一実業<8059>(東1)  第一実業:株価はバイナリ発電装置の独占販売代理店契約を締結したことから出来高を伴い急上昇
 


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