■3年目の2015年売上高105億円、経常利益7億30百万円、純利益4億50百万円、一株当たり純利益50円を目指す
毎日コムネット<8908>(JQS)の事業基盤は、学生マンションの管理戸数の拡大とともに、益々強固なものとなっている。
同社のビジネスモデルは、大学生を対象とした、賃貸マンションの開発と、マンション管理を主事業として展開している。
日本では少子化の時代の到来で、学生の減少が見込まれているが、地方から東京の大学に進学する学生は年々増加している。また、同社は河合塾と業務提携したことから、今後も事業の拡大が見込まれている。
同社が管理するマンションの4月の入居率は7年連続の100%を達成している。また、CRE(企業保有不動産の有効活用)戦略と大学連携によるマンション開発の需要も高まっている。中でも留学生招致ニーズを背景に国際学生寮の開発を強化する大学もあり、同社のビジネス需要は拡大傾向にある。
今期13年5月期連結業績予想は、売上高97億10百万円(前期比2.6%増)、営業利益6億80百万円(同2.9%増)、経常利益6億10百万円(同5.5%増)、純利益3億64百万円(同5.9%増)と増収増益を見込んでいる。
前期の決算説明会で、代表取締役社長伊藤守氏は、中期経営計画に関して、「経常利益10億円をコンスタントに目指し、基盤強化の3カ年と位置付けています。利益計画としては、3年目の2015年売上高105億円、経常利益7億30百万円、純利益4億50百万円、一株当たり純利益50円を目指します。尚、株主様への還元については、配当性向30%以上を維持しつつ、企業価値の向上で応対していこうと思っています。今期の配当計画は12円から1円引き上げて13円としています」と語っている。
・コード:8908
・市場:ジャスダック
・売買単位:100株
・決算期:5月
・株価:649円(3月29日時点)
・配当:5月期末13円
・1単位投資金額:649円×100株=6万4900円
・1単位配当額:13円×100株=1300円
・利回り:1300円÷6万4900円=2.0%
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