アルファ Media-IRフェア(日本インタビュ新聞社)

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2012年07月09日

アルファ:今8月期通期業績予想、利益を大幅増額修正

 POP広告のNo.1を目指すアルファ<4760>(JQS)は、12年8月期第3四半期の業績開示に合わせ、通期業績予想で利益を大幅に増額修正した。

 第3四半期累計の業績は、売上高5,498百万円(前年同期比6.3%増)、営業利益243百万円(同300.8%増)、経常利益247百万円(同399.1%増)、当期純利益114百万円(前年同期は7百万円)と前年同期に比べ好調に推移し回復基調を強めている。

 その結果、通期業績について、売上高は7,200百万円と当初予想と変わらぬものの、売上総利益率の改善並びに期中のコスト削減効果が寄与することから当初予想を上回ることが見込まれるとして、営業利益175百万円(当初予想比59.1%増)、経常利益170百万円(同70.0%増)、当期純利益75百万円(同50.0%増)に、それぞれ大幅に増額修正した。

【ビジネスモデルと目指すもの】

【中期経営方針】

◎戦略的事業領域の確立〜業界のリーディングカンパニーに向け
〜売れない時代を生き抜く企業の皆様へ、最適なセールスプロモーションを提供〜店頭プロモーション及び店頭を機軸とした買い物コミュニケーション領域に重点

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【12年8月期経営方針】

◎全社スローガン:「団結そして行動の時」〜売上の拡大&利益率向上
1・新規事業の立ち上げ:ショッパー・マーケッティング事業
2・店頭プロモーション事業の強化・拡大
3・POPギャラリー事業の強化
4・収益性の強化

オリジナルレールPOPケース(カタログ).jpg「オリジナルレールPOPケース」・・・使いやすさにこだわったオリジナル形状のレールPOPケースで、現在、実用新案登録、及び意匠登録出願眼中。
うなぎコーナーキット.jpg「うなぎコーナーキット」・・・今年は7月27日(金)が「土用の丑の日」にあたるが、毎年、7月には、自社企画製品である「うなぎ関連のPOPを取り揃えている。
動画POP.jpg「レシピ動画POP」・・・旬の食材を活用したレシピを月単位で提案 し、好評を呼んでいるレシピPOPの動画版。

2Q業績:粗利改善・販売費削減で大幅増益を達成

■前期〜来期3カ年計画で、「POP No.1 確立」への布石と位置づけ

 前期(11年8月期)〜来期(13年8月期)の中期経営目標は、戦略的事業領域の確立による総合販売促進業No.1カンパニー。経営指標を「売上高78億円、経常利益3億円、経常利益率3.8%、ROE6%以上」と置く。

 今期12年8月期は、震災の影響を業績に保守的に折り込み、次期3カ年計画「POP業界No.1確立」に向けた施策・布石づくりと位置づけ、来期目標を変えていない。

 直近の業績(12年8月期第2四半期)は、製品売上の減少分を商品の売上でカバーし前年同期比1.6%増。別注製品と商品の粗利率改善と販売費削減が営業利益率向上に寄与し、大幅増益となった。

 期中の重点施策の推進状況は、1)大口顧客への深堀提案で、100万円未満の取引先の粗利率が向上し、1,000万円以上では売上高・粗利率とも好調で、大口取引が全体の利益増加に貢献。2)得意分野である企画から運営まで請け負うクローズドキャンペーンは水準アップが見られ、受注件数が増加、月間平均受注件数は128件へ顕著に増加した。東日本大震災の影響から脱し回復基調へと向っている。

 (セグメント動向)売上ではWeb取引が回復傾向で、商品、別注製品が増収を確保した。利益面では別注製品・商品が全体の粗利率を0.4ポイント押し上げた。製造業・小売業向け1件当たりの取引金額の増加、飲食業・サービス業などでも粗利率が改善した。地域的には関東、近畿が売上・粗利率とも大きく伸びたが、タイ洪水の影響を受けた東海地区の減少が目立った。

■今期通期、POP業界は連続減少から回復、同社シェアは3%を確保

施策焦点:「デザイン力・企画力など品質重視」ニーズへ対応!

 今下期(3月〜8月)の環境は、広告費が4媒体全て減少が予想されるが、ネット広告、POPの水準は維持すると見られる。POP業界は2年連続減少から回復へ向かい、同社シェアは3%を確保、特に、キャンペーン告知用ニーズが高く、販促キャンペーンへの潜在需要が大きい。同社は品質を重視し、価格だけでなくデザイン力・企画力の強化に取組んでおり、ニーズを直視した施策の成果が期待される。

 売上高7,200百万円(前期比4.9%増)、営業利益110百万円(同138.7%増)、経常利益100百万円(同197.7%増)、当期純利益50百万円(前期0.6百万円)。

低PERで割安顕著、4ケタ相場へ

LinkIconアルファ<4760>(JQS)

 年初来高値は948円(4月18日)、安値は605円、直近値866円(4月27日)。利回り1.96%、PER6.9倍。

 チャートは30日線を下値支持として着実な上昇相場。高値圏でのモミ合いも順調。PERでの割安が顕著だけに4ケタ相場を目指すものとみられる。

会社沿革

 各種ポスターや、のぼり・幕など、販売促進用品の企画から販売を目的として、1984年に岡山で設立。80年代後半には、東京・大阪・名古屋・福岡と順に営業所を配置し、全国的な営業拠点体制を整備する。

 現在は、お客様とのコミュニケーションを通じたマーケティングの徹底と、市場動向の変化に素早く対応するトータル的な企画提案を推進する企業へと進化を続けています。

 なお、社名を「アルファ」としたのは、ギリシャ字母の最初の文字であり、星座の中で一番明るく輝く星を「アルファ星」と呼ぶことから、販売促進を主とした業界の中で一番の要、際立つ企業となることを期待すると共に、店舗における主役である衣・食・住の商品が売場においてより光り輝くための「プラスアルファ」の存在として必要不可欠な企業になることを期待して決定されたものです。

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3大ポイント

・POPの最大手企業として、メーカー並びに小売店から信頼されている。
・デザイン力、ローコスト、企画力で潜在需要の開発に成果を発揮
・国内32ヶ所、海外(中国)1ヶ所、計33拠点


ショッパー(買い物客)・マーケティングを
起点とした
買い物コミュニケーション
創造企業へ

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 弊社の中期事業戦略は、メーカーや小売店という売り手側からの目線や発想ではなく、セールスプロモーションの圧倒的No.1の地位を確立するため、従来の「店頭プロモーション事業」や、近年育ってきているインターネット販売の「POPギャラリー事業」に加え、楽しい消費活動を演出する「ショッパー(買い物客)・マーケティング事業」という3つの事業領域において、買い物コミュニケーション創造企業を目指してまいります。


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