■ 事 業「情報基盤事業」と「アプリケーション・サービス事業」をグループ6社で展開 最先端のソフトウェア・ハードウェアの販売、ソフトウェアの開発、コンピュータシステムの運用・保守を主に行う。ビジネスは「情報基盤事業」と「アプリケーション・サービス事業」の2つに分けられる。 | ||
製品の「目利き力」、システムの「技術力」「サポート力」に優れる
独自の目利き力を活かし、北米を中心にニッチながらも、高い技術力、競争力、成長力を持つ製品やサービスを取り扱っている。また、豊富な業務ノウハウの蓄積と技術力を活かしたシステム開発やアプリケーション・パッケージ開発等に定評がある。IT機器やソフトの売り切りではなく、カスタマイズや導入後の運用・保守を含めたトータルサービスを提供している。更に、成長を続けるアジア新興国を中心とした海外市場で、クラウドサービス等の事業展開を行うための取り組みを推進するなど、国内外にかかわらず、新規の市場開拓に積極的に活動している。
売上は連続増加続く、今期営業利益は5期ぶりに10億円台
同社は、05年2月の上場前から売上高は前期比増が継続している。一方、営業利益は08年9月15日に発生したリーマン・ショック後に一時的に減少したものの、最近は順調に回復している。過去3年間の連結業績の推移は、10年3月期売上高142億48百万円、営業利益7億46百万円、11年3月期売上高152億2百万円、営業利益6億66百万円、12年3月期売上高152億79百万円、営業利益9億71百万円。
今期13年3月期の予想は、売上高160億円(前期比4.7%増)、営業利益10億60百万円(同9.1%増)、経常利益10億60百万円(同4.7%増)、当期純利益5億円(同15.9%増)となっている。
強基調の展開が続く
テクマトリックス<3762>(東1)の株価は、今期(13年3月期)好業績見通しや自己株式取得を支援材料として、上値追いの展開が続いていたが、2月28日の1対200の株式分割と単元制度の採用で更に勢いを増している。
株価の動きを見ると、2月28日に1対200の株式分割と単元制度の採用を発表したことを好感し、翌3月1日には年初来の最高値16万8,900円を付けている。11日現在は15万600円となっているが、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS8282円12銭で算出)は18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2500円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS8万3932円94銭で算出)は1.7倍近辺となる。
昨年9月末の5万6000円近辺から3月11日の15万600円まで、2.7倍弱の水準まで上昇して強基調の展開が続いている。背景には、第3四半期累計(4〜12月期)業績が売上高11.0%増、営業利益54.7%増、純利益90.1%増と大幅増収増益であったことが挙げられる。
1984年8月 |
ニチメン株式会社(現双日株式会社)の営業部門子会社「ニチメンデータシステム株式会社」として設立。
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1996年12月 |
業務パッケージ事業に参入;CRMパッケージ「FastHelp」を自社開発し販売開始。
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2000年7月 |
ニチメン株式会社が全保有株式をITX株式会社に売却。同社の連結対象子会社となる。
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2000年11月 |
社名を「テクマトリックス株式会社」へと変更。
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2001年2月 |
関係強化を目的に、楽天株式会社に第三者割り当て増資を実施。
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2005年2月 |
ジャスダック証券取引所に上場。
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2007年8月 |
合同会社医知悟を設立。
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2008年1月 |
クロス・ヘッド株式会社を連結子会社化。
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2009年8月 |
株式会社カサレアルを完全子会社化。
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2010年6月 |
東京証券取引所市場第二部に上場。
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