カテゴリー:どう見るこの相場
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相場アノマリーは、「安値で出る悪材料は買い、高値で出る好材料は売り」と教えている。米国市場は、まさにこのアノマリー通りのようである。FRB(米国連邦準備制度理事会)が、7月27日まで開催のFOMC(公開市場委員会)で…
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「弘法も筆の誤り」という古色蒼然とした諺がある。名筆の誉れ高い弘法大師だが、それでも書き損じがあることを教えてくれている。最高権威、名人上手が、極く稀にみせるギャップが、人間味を感じさせ微笑ましいとも評価される側面に…
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下世話に「お医者さんより先にお坊さんがきた」という。これは、急病人が出たときなどの非常事態の際の手順のチグハグ感を表した例え話である。普通、誰かが発病するとまず病人の枕元に駆け付けるのはお医者さんで、病気を診断し治療…
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暗澹たる思いが強い。安倍晋三元首相への銃撃事件である。お亡くなりになられた安倍晋三元首相には心からご冥福をお祈りする。これは、ロシアがウクライナへ軍事侵攻したときにに感じた理不尽さと何ら変わりはない。暴力により現状を…
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参議院選挙まであと1週間。この参院選は、岸田文雄首相にとって天王山だという。岸田自民党が、大方の選挙情勢分析通りに公明党とともに与党で過半数を獲得することになれば、あと3年は国政選挙の予定はなく、岸田内閣の長期政権の…
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「雨の降る日は株価が安い」といわれた。証券営業が、対面取引オンリーだった昔懐かしい時代の話である。当時のさしものモーレツ営業マンも、傘を差しての顧客回りの足は鈍って顧客開拓が進まず、市場に流入する資金も滞る需給関係を…
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日米の中央銀行の金融政策が、真逆となった。FRB(米連邦準備制度理事会)は、今年6月14日~15日開催のFOMC(公開市場委員会)で政策金利を通常の3倍となる0.75%引き上げ、7月のFOMCでも0.5%か0.75%…
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「下は大火事、上は大水、なーんだ?」と聞く謎々は、昭和世代のシニアにはお馴染みだろう。答えの「お風呂」も、たちまち口に出るはずだ。下の風呂釜で薪を燃やし上の風呂桶に張った水を沸かす五右衛門風呂スタイルである。しかし今…
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一部の気の早い投資家は、「サマーラリー」と囃し立てているようだ。空模様は、関東甲信越地方が、まだ梅雨入りさえしていないのに、相場模様では、カラ梅雨、早期の梅雨明けへの待望である。無理もない。5月相場では、日経平均株価…
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3連休中の米国市場では、連休前の27日にダウ工業株30種平均(NYダウ)が、575ドル高と6営業日続伸し、週間でも9週間ぶりに上昇転換した。一安心である。その米国の企業業績は、まだら模様だそうだ。好業績企業と業績悪企…
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米国市場は、どうも決算悪を売る逆業績相場という業績相場のようである。ウォルマートやターゲットなどの小売り大手の四半期業績の減益決算や業績の下方修正を嫌ってダウ工業株30種平均(NYダウ)が連日の年初来安値更新となり、…
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投資家マインドは、なかなか掴みどころが難しい。株高は「全員賛成」のはずが、そうでもないようなのである。前週末13日の日経平均株価が、678円高と急反発し、今年3月23日(816円高)以来の上昇幅となったのに浮かぬ顔を…
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なかなか難しそうな相場である。10連休を取って鋭気を養い心身、フトコロ具合ともリフレッシュした投資家でも、この週明けは判断に戸惑うに違いない。とにかく10連休中は、日米両市場ともアップダウンが激し過ぎたのである。ダウ…
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「リベンジ消費」があるならば「リベンジ投資」もあるのだろうか?今週の当特集の自問自答である。リベンジ消費とは、例えば今週末から始まるゴールデンウイーク(GW)中の旅行、外食、ショッピングなどの個人消費行動を意味する。…
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100年前のパンデミック(世界的な感染爆発)より目の前のパンデミックである。もう誰も、100年前の1918年のパンデミックである「スペイン風邪」に言及することがなくなったようである。新型コロナウイルス感染症のウイルス…
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■5月相場の日並びは天下分け目の剣が峰?!
今年5月のゴールデンウイークは、飛び石連休で日並びが悪いとか、谷間の2日を休めば10連休となるからラッキーなどと浮かれている場合ではないようである。4月の新年度相場は…
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4月、新年度である。しかし初日の1日は、東証の市場区分再編前の最終売買日にもかかわらず、餞相場も惜別の暇もなく厳しいスタートとなった。寄り付き前に発表された今年3月調査の日銀短観では、大企業・製造業の業況判断指数が、…
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今週の当特集は、割り負け半導体関連株にフォーカスすることとした。半導体関連株は、信越化学工業<4063>(東1)、アドバンテスト<6857>(東1)、東京エレクトロン<8035>(東1)のビッグスリーに代表される…
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「敵は本能寺にあり」か、それとも出陣先は主君の下命通りの「中国攻め」か?あの織田信長に謀反を起こした「本能寺の変」の明智光秀のように迷い悩ましい。この迷う「敵」とは、もちろん市場マインド的に敷衍すれば、株価を動かすカ…
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米国市場では高値から10%以上下落すると調整局面入り、20%以上下落すると弱気相場(ベアマーケット)入りとみなすそうである。すでにダウ工業株30種平均(NYダウ)は、今年3月7日の797ドル安の今年最大の下げで今年1…
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「地獄で仏」、「闇夜に提灯」、「旱天の慈雨」などなどと最大限の賛辞を奉って、出しゃばり過ぎながら商船三井<9104>(東1)に感謝状を贈呈したい。同社は、今年2月28日に株式分割(1株を3株に分割、基準日3月31日)…
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■「遠い戦争」に「近い戦争」がダブってセキュリティ関連株はバーチャル系からリアル系までまだまだ出番
侵略、蛮行、暴挙、残虐、強奪、国家テロ……百万言を費やしてもロシアのウクライナへの軍事侵攻のショックは言い尽く…
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ウクライナ情勢の緊迫化、地政学リスクは、何だか60年も前のキューバ危機の13日間を思い起させてくれる。キューバ危機とは、旧ソ連が、米国の目と鼻の先のキューバに極秘裏に核ミサイル基地を建設して核ミサイルを運び込みミサイ…
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■昨今のマーケットは、ニューノーマル(新しい常態)
ベテラン投資家なら、一度や二度は相場格言の「天井三日、底百日」の痛い洗礼を受けているはずだ。高値で飛び付き買いをしてしまったと悔みはしたものの、損切りの踏ん切…
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およそ半世紀は経とうというかつての兜町の相場アノマリーが、只今現在の世界のマーケットで通用するわけはない。「公定歩合」アノマリーである。日本銀行の金融政策が、公定歩合の一本足打法だった時代のアノマリーで、景気が過熱し…
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ボトムアウトもピークアウトも2月上旬だという観測がしきりであった。日経平均株価の足元の急落相場の底入れと、全国の1日当たりの新規感染者が過去最高の8万人超と爆発した新型コロナウイルス感染症の「第6波」の収束とである。…
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「寅年」だから『前門の虎、後門も狼』なのだろうか?虎のカゲには弱気相場の象徴の熊(ベア)まで見え隠れして、一難去って一難どころか二難、三難の逆運と不安心理が募る。『前門の虎』は、もちろん今週25日から26日に開催され…
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今週も週明けは、グロース株(成長株)とバリュー株(割安株)のいずれを買うのが正解か悩ましい。先達の米国市場では、前週末14日にこのカギを握る長期金利がピークアウトしたと観測もされたが、その肝心の米国市場は、週明け17…
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ロケット打ち上げの雲行きが、何だか怪しくなってきた。新年相場は、いきなり大発会で日経平均株価が、510円高と急反発して昨年11月25日以来の高値水準に躍り出るロケット・スタートとなり、大方の今年の高値予想の3万200…
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市場を出し抜く株式投資は、そうそう簡単ではない。投資家心理に付き物の早合点や読み違い、焦り、嫉み、驕り、諦め、不安、過度の期待、過度の悲観などが躓きの石となって、パフォーマンスに大きな違いが生じることになる。最悪の場…
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■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?
「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
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