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カテゴリー:小倉正男の経済コラム
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【小倉正男の経済羅針盤】「リキャップCB」、問われるのは本質的なROE改善
■「スチュワードシップ・コード」がもたらした変革 歴史もそれなりに築いてきたある名門企業――。アベノミクスで他社の株価が上昇するなか、その企業の株価は上がらない。 利益準備金など内部留保はタップリ、なんと利… -
【小倉正男の経済羅針盤】初代・諸戸清六は情報で生き残った
■江戸期の「旗振り通信」=大阪から桑名まで10分で情報を伝達 「旗振り通信」という通信システムをご存知だろうか。 江戸中期から明治期に使われていた大型の手旗信号である。大阪・堂島の米相場をほかの地域に伝える。ほか… -
【小倉正男の経済羅針盤】「コーポレートガバナンス・コード」は持続的な経済成長のテコ
■「コーポレートガバナンス・コード」に秘められた狙い 「コーポレートガバナンス・コード」――この6月1日から施行されている。推進役は金融庁、東京証券取引所である。株主総会シーズンに先駆けて導入された。 おそ… -
【小倉正男の経済羅針盤】ROE――手のひらを返し走り出した日本企業
■日本企業の3社に1社がROE10%超という変化 ROE(自己資本利益率)――「リターン・オン・エクイティ」、資本効率を示す指標である。いまや、このROEが経営指標としてセンターに位置するようになっている。 … -
【小倉正男の経済羅針盤】「ギリシャ・デフォルト」の不確実性
■ギリシャと債権団――捗らない交渉 ギリシャと国際債権団の交渉はなんとも捗っていない。ギリシャは債権団が納得する改革案の提出を果たせていない。 債権団としては、年金削減、レイオフなど労働改革を求めている。だが… -
【小倉正男の経済羅針盤】ユーロ圏=再生には「辛抱強さ」が必要、どこかと違ってギリシャは大人の「ネゴシエートル」
ラチがあかないとはEU(欧州連合)=ユーロ圏経済におけるギリシャ問題である。ギリシャは、債務返済などが迫ると「流動性が不足している」、つまり、「ないものはない」と資金不足を逆手に取って支援を訴える。これがEUには揺さぶり… -
【小倉正男の経済羅針盤】アメリカの利上げと日本経済
■利上げ後は「金利高・為替高・株式高」に移行か アメリカは雇用統計の発表が接近していることで株価が過敏な動きをみせている。 先月は、雇用統計が発表されると株価が300ドル超ほど低下した。雇用者数が大きく増加… -
【小倉正男の経済羅針盤】そらぞらしさが漂う統一地方選挙
■各党スローガンのしらじらしさ 『地方こそ、成長の主役。』 『生活起点 地域起点』 『人が生きる、地方創生。』 『身を切る改革、身のある改革。』――。 なんともしらじらしい言葉が並んでいる。あるいは、そらぞら… -
【小倉正男の経済羅針盤】世界経済を覆うデフレと「出口戦略」
■薄氷の上に立つ世界経済 いま世界は束の間の平和といったところか。あるいは平和といっても、薄氷の上のそれといえるかもしれない。 EU(欧州連合)は、ギリシャ財政危機をとりあえず回避するため4ヶ月の金融支援継続を… -
【小倉正男の経済羅針盤】GDP底入れ=賃上げが景気の行方を決定
■個人消費0.3%増、消費税再増税は見送って正解 2014年10~12月のGDP(国内総生産)速報値は、実質で前期比0.6%増(年率で2.2%増)。2014年4月の消費税増税後では初めてのプラス成長、3四半期ぶりプ…