- Home
- 過去の記事一覧
カテゴリー:小倉正男の経済コラム
-
【小倉正男の経済コラム】岸田新総理:長期政権か短期で終わるかの分岐点
■TV局は総裁選=「権力闘争」をライブ中継 自民党総裁選だが、岸田文雄新総裁という結果となった。100代目の総理大臣が決まったわけである。 「総裁選」は、3週間にわたりワイドショーを筆頭に報道・情報番組… -
【小倉正男の経済コラム】自民党総裁選:政治は怨恨・感情(ルサンチマン)で決まるのか
■派閥の親分のルサンチマン 政治は政策が基本というか、政策で決まるものと思いたいが、そうともいえない模様だ。自民党の総裁選でみていると、「感情」が無視できない要因となっている。感情というか、会社などでいえば、「… -
【小倉正男の経済コラム】総裁選:「ガバナンス改革」が序盤戦の趨勢を決めた
■権力にはチェック・アンド・バランスが必要 菅義偉首相が、総裁選へ出馬を断念した。総理を退陣することになったことになる。新型コロナ感染症対策、経済政策で混迷をみせ、支持率は低迷に低迷を重ねた。追い詰められた菅首… -
【小倉正男の経済コラム】「説明責任」=ガバナンスを果たさない日本の政治
■金メダルの高揚感があっても支持率は低下 「東京2020」、オリンピック・パラリンピックということだが、オリンピックが終わった。 その途端に朝日新聞社の世論調査が発表された。同調査では、菅義偉内閣の支持… -
【小倉正男の経済コラム】機械受注:先行指標・設備投資に回復の兆し
■機械受注は回復に好転 機械受注の動向だが、5月は総額ベースで2兆7547億円(前月比9・8%増)となった。4月の18・2%増に続いて回復傾向となっている。政府の新型コロナ感染対策の混迷や失態が経済の足を引っ張… -
【小倉正男の経済コラム】米国経済:雇用者数は85万人増に回復加速
■雇用は順調に回復 米国の非農業部門雇用者数は、6月は前月比85万人増と事前予想(70万人増)を上廻るものだった。5月の非農業部門雇用者数は55万9000人増だったが、雇用回復はさらに着実に加速されている。米国… -
【小倉正男の経済コラム】米国CPIは5%上昇、インフレは「一時的」か否か
■消費者物価は4月4・2%、5月5・0%上昇 10日に発表された5月の米国消費者物価指数(CPI)だが、前年同月比5・0%上昇というものだった。4月は前年同月比4・2%増だったから、2カ月連続で上昇率は異例の高… -
【小倉正男の経済コラム】米国雇用統計:緩やかな回復、日本はまだ混迷
■米国の5月就業者数は55万9000人増 米国の雇用だが、新型コロナに対するワクチン接種の浸透もあって、事前には好調な回復が予想されていた。消費者物価などのインフレ懸念も強まっており、雇用回復が顕著になれば、テ… -
【小倉正男の経済コラム】「コロナ敗戦」「ワクチン難民」発生という混迷
■「ワクチン難民」発生の混迷 新型コロナワクチン接種券というものが届いたが、現状はそれだけのことであり配られただけである。 予約センターには電話、メールともつながらず、接種の予約はまったくできていない。… -
【小倉正男の経済コラム】「半導体製造装置を中国に売っている」という短絡的批判の危うさ
■米中軋轢は「半導体戦争」に進化 米中貿易戦争が開始される1年前の2017年、この時も半導体不足が騒がれていた。中国が「中国製造2025」をスタートさせ、半導体製造装置、半導体など電子部品の輸入を活発化させてい…