カテゴリー:小倉正男の経済コラム
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独立社外役員は一般株主と利益相反のおそれがない コーポレート・ガバナンス――日本企業が大きく遅れているのは間違いない。チェック&バランスということが、コーポレート・ガバナンスの要諦である。だが、これがなかなかできてい…
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■「一億総活躍」というが衆知は集まっているのか
「一億総活躍」というのだが、挑戦といえば挑戦だが、簡単ではない。子育て、それに介護といったネックも横たわる。
老人の企業への就業などをみても、ネックは少なくない。ま…
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■昼食会(ランチ)もない無礼
日韓首脳会談はあったが、昼食会も共同発表・記者会見もないというのだから、呆れるしかない。
日韓両首脳の笑顔や握手がワン・アンド・オンリーな「中身」ということだ。そんなことで安倍晋…
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バブルとおできは大きくなると潰れる。中国のバブルも膨らんだおできと同じで、どうやっても潰れるしかない。
中国の7~9月期のGDPが6.9%と発表された。ついに7%を割り込んだわけだが、6.9%ならそう悪くはないので…
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■世界経済は「平穏」を取り戻したが・・・
このところ世界は「平穏」のようだ。そんなことを言うと、「内実は変わってない」とお叱りを受けるに違いない。確かに、内実は何も変わっていない。
だが、一瞬の「平穏」かもし…
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■GDP600兆円=饅頭の皮としては十分
神戸の「豚マン」は、包んでいる皮の部分も中身の具も旨い。味は個人個人のものだから、論じてはいけないのだが、一般に関東の「肉マン」は具も皮も豚マンに及ばないのではないか。餃子…
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■中国のバブル崩壊とアメリカの利上げ
中国・上海株式市場の暴落は収まったのだろうか。底を打ったということで東京市場も回復に転じたが、さほどというかあまりに信頼は置けないのではないか。
当の中国は、上海株式市場…
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■共産党独裁化で歴史上初の「恐慌」
夏も終わりである。まだ暑いが、盛りは過ぎた。
中国も誰もがわかっていることだがとりあえず終わった。不動産・建設、そして株式もブーム終焉にほかならない。中国発の「恐慌」であり…
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■「談話」=「戦前」「戦後」の呪縛との格闘
なんでもそうだが、批評や批判はたやすいものだが、行うのは大変なことである。
安倍晋三総理だが、政治家なのだから政治に走ることになる。経済をやっているぶんには大きな異…
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■「スチュワードシップ・コード」がもたらした変革
歴史もそれなりに築いてきたある名門企業――。アベノミクスで他社の株価が上昇するなか、その企業の株価は上がらない。
利益準備金など内部留保はタップリ、なんと利…
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■江戸期の「旗振り通信」=大阪から桑名まで10分で情報を伝達
「旗振り通信」という通信システムをご存知だろうか。
江戸中期から明治期に使われていた大型の手旗信号である。大阪・堂島の米相場をほかの地域に伝える。ほか…
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■「コーポレートガバナンス・コード」に秘められた狙い
「コーポレートガバナンス・コード」――この6月1日から施行されている。推進役は金融庁、東京証券取引所である。株主総会シーズンに先駆けて導入された。
おそ…
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■日本企業の3社に1社がROE10%超という変化
ROE(自己資本利益率)――「リターン・オン・エクイティ」、資本効率を示す指標である。いまや、このROEが経営指標としてセンターに位置するようになっている。
…
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■ギリシャと債権団――捗らない交渉
ギリシャと国際債権団の交渉はなんとも捗っていない。ギリシャは債権団が納得する改革案の提出を果たせていない。
債権団としては、年金削減、レイオフなど労働改革を求めている。だが…
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ラチがあかないとはEU(欧州連合)=ユーロ圏経済におけるギリシャ問題である。ギリシャは、債務返済などが迫ると「流動性が不足している」、つまり、「ないものはない」と資金不足を逆手に取って支援を訴える。これがEUには揺さぶり…
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■利上げ後は「金利高・為替高・株式高」に移行か
アメリカは雇用統計の発表が接近していることで株価が過敏な動きをみせている。
先月は、雇用統計が発表されると株価が300ドル超ほど低下した。雇用者数が大きく増加…
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■各党スローガンのしらじらしさ
『地方こそ、成長の主役。』 『生活起点 地域起点』 『人が生きる、地方創生。』 『身を切る改革、身のある改革。』――。
なんともしらじらしい言葉が並んでいる。あるいは、そらぞら…
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■薄氷の上に立つ世界経済
いま世界は束の間の平和といったところか。あるいは平和といっても、薄氷の上のそれといえるかもしれない。
EU(欧州連合)は、ギリシャ財政危機をとりあえず回避するため4ヶ月の金融支援継続を…
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■個人消費0.3%増、消費税再増税は見送って正解
2014年10~12月のGDP(国内総生産)速報値は、実質で前期比0.6%増(年率で2.2%増)。2014年4月の消費税増税後では初めてのプラス成長、3四半期ぶりプ…
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■「外人買い」がJリートの市場認知度を高めた この半年のことなのだが、Jリート(上場不動産投資信託)が存在感を高めている。 昨年の今頃、つまりたった1年前は――、Jリートは配当(分配金)=利回りは高い。だが、株式と…
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■「地方創生」の本気の度合いは?
「地方創生」――安倍晋三総理は、どうやら本気のようだ。「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を重点政策として推進するとしている。
東京都を中核とした首都圏にばかり人口が集中し、…
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■1バレル=60ドル台割れに急落した原油価格
原油価格の低迷が止まらない。ついには1バレル=60ドル台(NY原油先物市場)を割り込むといった事態となっている。今年最高値は1バレル=110ドル台(6月)だったわけだか…
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