【株式市場】日経平均は70円高、後場は海運株などの下げ一巡し半導体株に強い銘柄ありTOPIXは4日続伸

◆日経平均は2万7516円53銭(70円97銭高)、TOPIXは1997.81ポイント(4.53ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億2925万株

 3月1日(水)後場の東京株式市場は、JR九州<9142>(東証プライム)などのJR各社や空運株、J.フロント リテ<3086>(東証プライム)などの百貨店株が次第に下げ幅を縮め、前場は下げが厳しかった日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株も下げ止まった。東京エレク<8035>(東証プライム)など半導体関連株の中には一段高の銘柄がみられ、鉄鋼株も一段と強含んだ。日経平均は前引けの1円高に対し42円高で始まり、強もみ合いを続けて14時半頃には85円20銭高(2万7530円76銭)まで上げ、大引けも値を保ち2日続伸。TOPIXは4日続伸となった。

 後場は、住友金属鉱山<5713>(東証プライム)が一段と強含み、菱刈金山で使⽤する電⼒を再⽣可能エネに切り替え電⼒使⽤によるCO2の排出量の実質ゼロ実現など好感。安永<7271>(東証プライム)は次世代の半導体素材参加ガリウム向けワイヤーソーなど注目されて大引けまで買い気配のままストップ高。サンオータス<7623>(東証スタンダード)は電動キックボードのシェアリング実証実験開始の発表をけて中盤から急伸しストップ高。クシム<2345>(東証スタンダード)は2日連続ストップ高となり子会社とSBIホールディングス<8473>(東証プライム)の暗号資産子会社との提携を連日材料視。TORICO<7138>(東証グロース)はWeb漫画の販促好調などいわれ再騰し一時ストップ高。BTM<5247>(東証グロース)は提携するヘッドウォータース<4011>(東証グロース)の急伸に連動買いとされ一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は11億2925万株(前引けは5億5674万株)、売買代金は2兆7883億円(同1兆3918億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1075(前引けは853)銘柄、値下がり銘柄数は672(同895)銘柄。

 東証33業種別指数は19業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、鉄鋼、非鉄金属、卸売り、石油石炭、機械、食料品、輸送用機器、金属製品、電気機器、ガラス土石、繊維製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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