【株式市場】日経平均は428円高、今年の高値を更新、後場は半導体株も強さ取り戻し売買活発

◆日経平均は2万7927円47銭(428円60銭高)、TOPIXは2019.52ポイント(24.95ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は12億6864万株

 3月3日(金)後場の東京株式市場は、鉄鋼株が取引開始後に一段強含んだ後一進一退に転じた一方、自動車株は一段強含んだまま売買され、大手商社株は一段ジリ高。前場は値動きが地味だった値がさの半導体株は信越化<4063>(東証プライム)が一段ジリ高など値動きを強め、HOYA<7741>(東証プライム)も一段ジリ高。引き続き米国景気への期待が再燃する相場となった。日経平均は404円高で始まり、ジリ高となって前場の高値を上回り、14時前に462円34銭高(2万7961円21銭)まで上げ、大引けも上げ幅400円台で大幅に反発。約1か月ぶりに今年の高値を更新した。

 後場は、NTT(日本電信電話)<9432>(東証プライム)とKDDI<9433>(東証プライム)が14時頃にかけて一段と上げ、「6G」などでの協業に期待が高揚。アースインフィニティ<7692>(東証スタンダード)は3月16日を基準日とする株式4分割など好感され後場は大引けまで気配値のままストップ高。サイバーステップ<3810>(東証スタンダード)は子会社の米国上場に向けた期待や来年リリース予定とする新ゲームへの期待などで一段高。pluszero<5132>(東証グロース)は信用取引の規制解除が好感された買いで一段高となりストップ高。ピアズ<7066>(東証グロース)は提携が好感され後場は気配値のまま大引けまでストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は12億6864万株(前引けは5億8544万株)、売買代金は3兆2501億円(同1兆5105億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1479(前引けは1533)銘柄、値下がり銘柄数は279(同247)銘柄。

 東証33業種別指数は30業種(前引けは全33業種)が値上がりし、値上がり率上位は、精密機器、卸売り、鉱業、医薬品、化学、小売り、その他金融、電気機器、倉庫運輸、鉄鋼、機械、繊維製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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