電力株が軒並み高い、志賀原発「審査進展」とされ北陸電力は16%高

■「次」を想定し他銘柄に手付け買いを行う動き広がる

 3月6日の東京株式市場では、電力株が軒並み高となり、北陸電力<9505>(東証プライム)は時間とともに上げ幅を広げて午前10時30分にかけて16%高の626円(86円高)まで上げ急伸商状となっている。「北陸電力志賀原発の敷地断層『活断層でない』規制委審査で了承」「2号機の審査が進展」(NHKニュースWEB3月3日19時43分)などと伝えられ、電力各社の原発の再稼働に向けて期待が強まった。

 東京電力ホールディングス<9501>(東証プライム)は462円(8円高)、関西電力<9503>(東証プライム)は1269円(22円高)。原子力規制委の審査では、活断層のあるなしなど、各原発の固有の特性に審査が及ぶため、すべての電力株が買えることにはならないとみられるが、北陸電力は当面の大きな期待材料が実現濃厚になり、株価材料としてはひとまず出尽した形のため、「次」を想定して他の銘柄に手付け買いを行う動きが出ているようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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