【株式評論家の視点】ストリームはグーグルの優良ネットショッピングに選定、今期大幅増益

株式評論家の視点

ストリーム<3071>(東マ)は、創業以来、家電のインターネット通販事業を通じて、顧客への最高のサービスを追求している。このノウハウを縦横に活用し、小売店頭販売や無店舗会員制販売が主力だった小売業者に新たな販売チャンネルとしてのインターネット通販の環境を提供する新規事業「EC支援事業」及び実店舗での「販売支援事業」を立ち上げたほか、化粧品・健康食品については会員制販売で信頼のある「株式会社エックスワン」を連結子会社とし、最先端バイオ技術を駆使した新商材の開発も展開している。

インターネット通販では、インターネット通販オリジナル・サイト、「ECカレント」、「イーベスト」、「特価COM」を運営しているほか、「楽天市場」、「Yahooショッピング」の各モールにも出店。

中でも、「ECカレント」は、米グーグル社から世界の優良ネットショップとして日本で初めて選ばれた5社に入るなど、日本におけるリーディング・カンパニーとしての位置づけを獲得しており、市場の関心を集めている。

今2016年1月期・第2四半期業績予想は、売上高が101億8500万円(前年同期比5.6%減)、営業利益が6400万円(同6.4倍)、経常利益が5900万円(同2.3倍)、純利益5000万円(同51.9%減)を見込んでいる。

通期業績予想は、売上高が214億6500万円(前期比5.5%増)、営業利益が3億7400万円(同34.1%増)、経常利益が3億7000万円(同23.3%増)、純利益が2億9800万円(同14.6%増)を見込んでいる。

株価は、180円どころの下値圏から7月27日高値235円まで3割上昇。その後、調整している。さらなる販売チャンネルの拡大を狙い、急増する海外からの訪日観光者にアピールする免税店での小売・対面販売を開始しているほか、最も成長性の高い分野であるオンラインゲーム事業も新規に立ち上げ、国境を越えたマーケット・シェア拡大の起爆剤として、精力的に取り組んでいることなどが注目される。下値圏にほぼ届き値ごろ感が出ており、ここから下押す場面はリバウンド狙いで買い妙味が膨らもう。(株式評論家・アナリスト 信濃川)

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