日本色材工業研究所が後場一段高、「マスク自由化」を受け化粧品の需要回復に期待強まる

■マスク着用が13日から個人判断に、コーセーは対応型の新商品

 日本色材工業研究所<4920>(東証スタンダード)は3月10日の後場、一段と強含んで出直り幅を広げ、13時30分にかけて7%高の1430円(99円高)まで上げ、昨年来の高値1456円(2023年1月27日)に迫っている。化粧品の受託開発や製造を行い、3月13日からマスク着用が個人判断になることを受け、化粧品の需要が回復する期待が強まったとの見方が出ている。

 松野官房長官は10日午前、「13日以降の閣議から出席する閣僚にマスクの着用を求めないと発表した。同日から国民のマスク着用を個人の判断に任せるのに合わせる」(日経速報ニュース)と伝えられた。また、コーセー<4922>(東証プライム)は10日、マスクの着用が個人判断になるなど、社会や生活が変容する中でのニーズをとらえた新商品の限定販売を発表した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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