NTTは朝安を切り返し2日続伸、時価総額型指数の売り浴びるが安全性への買い優勢

■為替や海外金利などの影響が相対的に大きくなく退避資金が流入の見方

 日本電信電話(NTT)<9432>(東証プライム)は3月16日、1.3%安(50円安の3897円)で始まった後急激に切り返し、午前10時過ぎには1.3%高(52円高の3999円)まで上げて2日続伸基調に転じている。TOPIX(東証株価指数)などの時価総額型指数への寄与度・影響度の大きい銘柄で、朝一番は、欧州の銀行大手クレディ・スイスの経営危機説と急激な円高などを受けた指数連動型の売りに押されたようだが、これら一巡後は、為替や海外金利など外部要因の影響が相対的に大きくない銘柄として「安全性」が注目され、退避的な買いが優勢になったと見られている。

 時系列的には、2日続伸基調のため、NTTデータが3月14日に発表した「モバイルレジ(登録商標)の利用で全1788地方公共団体のキャッシュレス納税が可能に」や、同じくNTTデータが15日に連名で発表した「MR技術を活用した遠隔作業支援ソリューション『NTT XR Real Support』の提供を開始」などに期待する買いも少なくないと見られている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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