ニーズウェルが高値を更新、業績予想を大幅に増額、通期予想は上期の増加分をスライドさせただけのようで更なる上振れ期待

■金融系案件の受注拡大、リモート開発体制の改善など寄与

 ニーズウェル<3992>(東証プライム)は3月16日、時間とともに上げ幅を広げる相場となり、午前10時40分にかけて10%高の1022円(93円高)まで上げて約1週間ぶりに昨年来の高値を更新、午前11時を過ぎても9%高前後で推移している。15日の15時30分に業績予想の大幅な増額修正を発表し、好感されている。第2四半期累計期間(2022年10月~23年3月)の連結営業利益は、22年11月に開示した従来予想を55.7%(2.02億円)上回る5.67億円の見込みとした。

 発表によると、業務提携などによる販路や金融系マイグレーション案件の受注拡大、リモート開発体制の改善などによる生産性の向上、ソリューションビジネスの拡大による収益性の向上などにより、予想を大幅に上回る見込みとなった。2023年9月期・通期の連結営業利益は従来予想を25.3%(2.02億円)上回る10.04億円の見込みとした。通期の上方修正額は上半期(第2四半期累計)の上方修正額をスライドさせただけと受け止めることができ、下期もこの好調な展開が続けば、予想をさらに上回る可能性がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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