【株式市場】日経平均は227円安、米欧の金融不安は後退するが円高などで次第安

◆日経平均は2万7106円34銭(227円45銭安)、TOPIXは1941.87ポイント(17.55ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億3380万株

 3月20日(月)前場の東京株式市場は、土・日の間にクレディ・スイスを同国のUBSが買収と伝えられたことなどを受け、朝方は銀行株が総じて堅調に始まり、ソニーG<6758>(東証プライム)は小安く始まったあと小高くなり堅調に推移。資生堂<4911>(東証プライム)は中盤堅調。ただ、米国の金融政策決定会合が20日から22日まで開かれる予定のため利上げ幅を巡る警戒感があり、為替は円高。日経平均は午前9時20分過ぎの33円39銭高(2万7367円18銭)を上値に次第安となり、前引け間際に230円66銭安(2万7103円13銭)まで下押した。

 Link-U<4446>(東証プライム)が四半期決算など好感されて急伸し、サンリオ<8136>(東証プライム)は業績・配当予想の増額修正など好感され2日連続大幅高。同じくアクセスグループ・ホールディングス<7042>(東証スタンダード)は4日連続大幅高。同じくMICS化学<7899>(東証スタンダード)は一時ストップ高。LeTech<3497>(東証グロース)は終始買い気配のままストップ高。ダブルエー<7683>(東証グロース)は1月決算と今期予想が好感され終始買い気配のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は6億3380万株、売買代金は1兆4125億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は190銘柄、値下がり銘柄数は1606銘柄。

 東証33業種別指数で値上がりした業種は2業種にとどまり、非鉄金属、石油石炭が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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