■鉄道株など全般軟調に始まった中で逆行高
小田急電鉄<9007>(東証プライム)は3月23日、続伸基調で始まり、取引開始後は1654円(39円高)まで上げ、鉄道株が全般軟調に始まった中で目立っている。「小田急、新宿のビル売却、KKRなどに、2棟1300億円」(日本経済新聞3月23日付朝刊)と伝えられ、買い材料視されている。「新宿駅周辺で進める再開発などに集中する」(同)という。
「東京・西新宿のホテル「ハイアットリージェンシー東京」などが入居する2棟の大型ビルをまとめて売却する方針を固めた。2棟のうちホテル棟は米投資ファンドのKKRに、オフィス棟は第一生命保険などの国内投資家にそれぞれ売却し、金額は合わせて約1300億円とみられる」(同)と伝えられた。株価は1週間前の3月16日に1580円まで下げ、2012年来の安値をつけていた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)