【株式市場】好業績株などを見直す動きが強く日経平均は終日堅調

株式市場 日経平均株価

◆日経平均の終値は2万620円26銭(100円81銭高)、TOPIXは1672.87ポイント(8.41ポイント高)、出来高概算(東証1部)は17億882万株

 17日後場の東京株式市場は、キッコーマン<2801>(東1)が一段高の5.1%高となるなど、四半期好決算だった銘柄を見直す動きが強まり、日経平均は前場高値の149円42銭高(2万668円87銭)には届かなかったが中盤以降は2万600円台で堅調に推移した。東証2部指数や日経JASDAQ平均など高いが東証マザーズ平均は小安い。

 対ユーロで円安基調が進んだ割にソニー<6758>(東1)が軟調など、やや不透明感はあったが、4~6月のGDP(国内総生産)で住宅投資が好調とされてオープンハウス<3288>(東1)パナホーム<1924>(東1)が値上がり率上位に顔を出し、淺沼組<1852>(東1)は建設株の中では住宅の寄与が大都されて値上がり率トップ。サントリー食品ホールディングス<2587>(東1)は上場来高値。8月4日に上場したPCIホールディングス<3918>(東マ)は四半期好決算などが材料視されてストップ高となり、日本コンピュータ・ダイナミクス<4783>(JQS)は好業績に加えてオリンピックの東京開催に向けた駐車の効率化への期待などが言われて急伸。日本ラッド<4783>(JQS)は次世代の不正ログイン防止技術などが言われてストップ高。

 東証1部の出来高概算は少なく17億882万株(前引けは7億9363万株)、売買代金は1兆9480億円(同8748億円)。1部上場1890銘柄のうち、値上がり銘柄数は1289(同1032)銘柄、値下がり銘柄数は492(同681)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、その他製品、繊維製品、食料品、ゴム製品、ガラス・土石、建設、医薬品、などとなった。

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