【株式市場】日経平均は85円高、増配株など人気化し一時103円高

◆日経平均は2万7471円17銭(85円92銭高)、TOPIXは1963.26ポイント(7.94ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は4億7682万株

 3月27日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNY株式市場で半導体株指数が下げたことなどを受けて半導体関連株が総じて軟調に推移し、欧米の金融機関の経営不安を受けて銀行株も軟調となった。一方、ダウやNASDAQは高かったこと、円相場も対ドルで円安に戻ったことなどでホンダ<7267>(東証プライム)などは高い。また、JR東海などの鉄道株が値上げ効果への期待など言われて堅調。三井不<8801>(東証プライム)などの不動産株も高い。日経平均は97円高で始まり、午前9時半頃に25円53銭安(2万7359円72銭)まで軟化したが、午前11時20分頃には103円60銭高(2万7488円85銭)まで上げ、前引けもしっかりとなった。

 西華産業<8061>(東証プライム)が業績・配当予想の増額など好感され急伸も朝高後は売買交錯。岡三証券グループ<8609>(東証プライム)はPBR1倍回復まで自社株買いなどの新方針が好感され買い気配のままストップ高。ユーザーローカル<3984>(東証プライム)は『ChatGPT』と連携する新サービスなど好感され急伸。元旦ビューティ工業<5935>(東証スタンダード)は株式5分割後も株価1万円台のためさらに分割を行うのではとの期待など言われ大幅高。エーアイ<4388>(東証グロース)は信用取引規制を受けてこの2週間は一進一退だが独自の生成AI技術や提携などへの評価おさまらずとされ再び大幅高。

 東証プライム市場の出来高概算は4億7682万株、売買代金は1兆1261億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1305銘柄、値下がり銘柄数は461銘柄。

 東証33業種別指数は27業種が値上がりし、陸運、不動産、卸売り、ゴム製品、情報通信、医薬品、その他製品、倉庫運輸、繊維製品、水産農林、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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