FRONTEOは「創薬支援AIシステム」の大幅拡充など好感され2日続けて大きく出直る

■膨大な論文情報や医学薬学データをベースにポテンシャル分析

 FRONTEO<2158>(東証グロース)は3月27日の後場、12%高の712円(78円高)で始まり、前場の一時85円高に続き2日続けて大きく出直っている。23日付で、「創薬支援AIシステム『liGALILEO』における標的遺伝子・分子の評価対象疾患を大幅拡充~希少疾患など1万2000疾患の評価が可能に~」と発表し、以後、連日高となって買い材料視されている。解析対象である標的遺伝子・分子について評価を行う対象疾患を、従来の1500疾患から1万2000疾患に大幅拡充したという。

 発表によると、創薬支援AIシステム『liGALILEO』は、自社開発の自然言語解析AIエンジンを用いて、膨大な論文情報や医学薬学データをベースに、遺伝子・分子の創薬標的としてのポテンシャルを網羅的・効率的・客観的に分析するソリューション。2023年3月期の連結業績見通しは2月中旬に下方修正し、株価は900円前後から600円台に水準を下げたが、3月16日の583円を下値に回復を強めている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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