■国産サバ、品質を維持できる量の確保にメド、株主優待も迫る
極洋<1301>(東証プライム)は3月27日の後場、一段と強含み、13時過ぎに3535円(105円高)まで上げる場面を見せて出直りを試す相場になっている。24日付で、「サバ缶詰、出荷再開のお知らせ」を発表。今年2月3日に一時休売を発表したサバ缶詰について、2023年5月8日より順次出荷を再開するとし、業績への寄与が期待されている。
同社は23年2月3日に「サバ缶詰、一時休売のお知らせ」を発表し、「国産サバについては、昨年から記録的な不漁が続いているうえ、水揚げされるサイズが小型化しており」、「品質を維持しながら、安定的な供給を続けることが困難な状況」のため一時休売すると発表していた。
株主優待は、毎年3月31日現在で1単元(100株)以上所有の株主を対象に、高級ホタテ缶やアラスカ産シャケ缶などの同社製品の詰め合わせを贈呈。300株未満の株主には2500円相当を、300株以上の株主には6000円相当の同社製品を贈呈している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)