加賀電子、ユニークで革新的な蓄電システムを開発提供するCONNEXX SYSTEMS社に出資
- 2023/3/27 17:47
- プレスリリース
■革新的な蓄電技術によってクリーンでレジリエントな社会を目指す
加賀電子<8154>(東証プライム)は3月27日の午後、次世代蓄電システムの開発を行うスタートアップ企業であるCONNEXX SYSTEMS(コネックスシステムズ)株式会社(京都府相楽郡、以下CONNEXX SYSTEMS社)への出資、資本参加を発表した。
■資本参加の目的:カーボンニュートラル実現に向け高性能電池が不可欠
カーボンニュートラルの実現に向けて、いま再生可能エネルギーの導入が注目されている。安定的な電力供給のためには、発電の変動抑制や夜間の電力供給などを行う低価格で高性能な蓄電池が必要不可欠になりつつある。
■鉄の酸化還元反応を用いた超高エネ密度電池など開発
CONNEXX SYSTEMS社は、ユニークで革新的な蓄電技術とそれらを活用した蓄電池や蓄電システムを開発、提供している企業。既存のリチウムイオン電池を用いた家庭用および業務用・産業用蓄電システム製品を展開しつつ、鉄の酸化還元反応を用いた超高エネルギー密度型革新電池「SHUTTLE Battery」(商標)、更には、今後のEVシフトにより急増が見込まれる中古EVバッテリーの二次利用に係るリユース技術など、未来のエネルギーシステムを変革し得るユニークで革新的な蓄電技術の開発に取り組んでいる。
■最適な蓄電システムを提供するセットソリューションを強化加速
加賀電子では、今般の出資を通じて、CONNEXX SYSTEMS社が持つ蓄電技術および蓄電システム製品群を活かし、同社グループが展開する太陽光発電システムや電力インフラなどの販売・サービスにおいて、需要家の規模やニーズに応じて最適な蓄電システムを提供するセットソリューションを強化、加速する。また、中古EVバッテリーのリユース事業の将来展開においては、加賀電子グループのグローバルネットワークを最大限活用し、同社との協業を進めていく。開発、部品調達、製造、販売、サービスといったバリューチェーンの川上から川下までカバーするエレクトロニクス総合商社としての総合力を最大限活用することで、CONNEXX SYSTEMS社が目指すクリーンでレジリエントな社会の実現に向けて、ともに取り組んでいく方針だ。
■CONNEXX SYSTEMS社の技術について
革新的な蓄電技術により、エネルギーの地域自立を促し、クリーンでレジリエントな社会の創出に貢献することをミッションとして、2011年、京都で設立された。異種の二次電池を一体化することで高い入出量密度、エネルギー密度、温度特性、安全性を実現する「BIND Battery」(登録商標)、圧倒的なパワーと急速充電性能に優れた産業用ハイパワーリチウムイオン電池「HYPER Battery」(商標)、鉄-空気電池と燃料電池の融合による超高エネルギー密度革新二次電池「SHUTTLE Batter」(商標)というユニークな開発パイプライン、その他関連技術を有している。
■CONNEXX SYSTEMS株式会社の概要
・会社名:CONNEXX SYSTEMS株式会社
・代表者:塚本壽代表取締役
・本社所在地:京都府相楽郡精華町精華台7-5-1
けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)
・設立:2011年8月
・事業内容:次世代型蓄発電システムの開発、製造、販売、企画、設計、システム・インテグレーション
加賀電子は、「すべてはお客様のために」の経営理念のもと、エレクトロニクスの総合商社として、電子デバイスの企画・設計、部品調達、生産、販売など多様な局面で顧客にとって最適な解決策を提供している。
創立50周年を迎えた2018年3月期より、総投資枠50億円のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)を設定、ユニークな技術・製品やビジネスモデルを構想・展開するベンチャー企業への少額出資を通じて新たなイノベーションを創出し、次代に向けた当社グループの持続的成長に資する新規事業創出につなげる仕込みを行っている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)