■「追悼需要」などが連想されたとの見方だが銘柄絞り切れない様子
エイベックス<7860>(東証プライム)は4月3日、取引開始後に1520円(23円高)まで上げ、たあとも小高いまま値を保ち、反発相場となっている。「イエロー・マジック・オーケストラ」(YMO)の坂本龍一氏の死去が伝えられた報道の中に「坂本さんのマネジメント会社「キャブ」「エイベックス・エンタテインメント株式会社」などが発表した」(東スポWEB4/2、22:16)などとあったため、「追悼需要」などが連想されたとの見方が出ている。エイベックス・グループは、サービス・アーティスト・商品を紹介するポータルサイトの公式twitterで2023年4月2日付「【坂本龍一】ご報告」として伝えた。
ただ、株価は朝寄り後を高値に伸びきれない展開が続いている。株式市場関係者によると、以前、美空ひばりさんが亡くなったときには日本コロムビア(当時)の株価が急騰したことがあり、その後も同じような要因でIMAGICA GROUP<6879>(東証プライム)などの株価が急伸したこともあったとされるが、今回は、たとえばYMOの40周年記念アルバムはソニーグループ<6758>(東証プライム)のソニーミュージック・エンタテインメントによるリリース版もあるようで、1銘柄に期待が集中する環境ではないとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)