【株式市場】日経平均は55円高、米NSDAQ安いが半導体株など総じて堅調

◆日経平均は2万8243円97銭(55円82銭高)、TOPIXは2020.38ポイント(2.70ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億2513万株

 4月4日(火)前場の東京株式市場は、米NSDAQ指数や半導体株指数は安かったものの、半導体関連株の中で東エレク<8035>(東証プライム)などは高く、インスペック<6656>(東証スタンダード)の国内での大型受注などが買い材料視されたもよう。インスペックはストップ高。原油高を受けINPEX<1605>(東証プライム)などは続伸基調となり、非鉄株も総じて堅調。JR東日本<9020>(東証プライム)など鉄道株もしっかり。日経平均は25円高で始まり、午前10時30分頃に89円59銭高(2万8277円74銭)まで上げ、前引けも堅調だった。

 日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株が反発し市況安による来期原液見通しなどをかなり織り込んで来たとの見方。象印マホービン<7965>(東証プライム)は第1四半期の進ちょく率が例年より高いなどとされ急伸。住石ホールディングス<1514>(東証スタンダード)は3月決算予想の増額修正で急伸。加藤製作所<6390>(東証プライム)は5日続伸の高値更新となりハイブリッドで世界初のラフテレーンクレーンに期待。イメージ・マジック<7793>(東証グロース)は投資顧問とファン投資家が注力とされ連日大幅高。

 新規上場のトランザクション・メディア・ネットワークス<5258>(東証グロース)は午前10時29分に1388円(公開価格930円の49%高)で初値をつけ、直後の1289円を上値に売買交錯となり、前引けは1222円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は5億2513万株、売買代金は1兆2978億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は771銘柄、値下がり銘柄数は971銘柄。

 東証33業種別指数は20業種が値上がりし、その他製品、電力ガス、海運、鉱業、陸運、医薬品、精密機器、パルプ紙、食料品、銀行、繊維製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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