アステナHD、ヒトパピローマウイルス感染症である尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)に対する第2相臨床試験を開始

■岩城製薬がキノファーマと共同開発した製剤を臨床試験

 アステナホールディングス<8095>(東証プライム)は4月7日の夕方、子会社である岩城製薬株式会社(以下、「岩城製薬」)が株式会社キノファーマ(以下、「キノファーマ」)と共同で開発した製剤を用い、ヒトパピローマウイルス感染症である尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)を適応症とした第2相臨床試験を開始すると発表した。

 岩城製薬とキノファーマは、2021年1月より共同で製剤開発を進め、その成果をもとに尋常性疣贅を適応症とする臨床開発を進めるため、22年8月に共同開発・商業化契約を締結した。本剤を用いた動物ならびにヒトでの安全性が確認できたことから、尋常性疣贅に対する有効性を確認するための第2相臨床試験を開始することを決定し、4月7日、キノファーマが独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に治験届を提出した。

 アステナHDの医薬事業及びファインケミカル事業では、人々の健康に貢献するとともに製薬業界に資するため、医薬品の研究開発から製造・販売に至るまでのバリューチェーンを広く手掛けている。医薬事業では、医療用外皮用剤の製剤開発、製造ならびに皮膚科の医薬品を中心とした品揃えで、皮膚疾患にお困りの患者様へソリューションを提供している。今後も、医療・医薬の発展に寄与することが医薬事業ならびにアステナグループの更なる発展、成長につながるものと考えている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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