■「大谷効果」で活躍場面株!
今週の当特集は、若い絶対エースのより一層の奮闘を願い、楽しみながら、大谷翔平選手の「「野球を楽しめた」とのコメント通りに株式投資の原点に立ち戻る「楽しい株式投資」を提案することとした。関連株への投資二刀流のチャレンジであり、これなら不安定相場下でも自分流を貫けそうだ。
■年初来高値更新のコーセーを先頭に「大谷効果」で再活躍場面
大谷翔平選手の関連株は、スポンサー契約やアドバイザリー契約、CM契約などをしている銘柄となる。プロテイン飲料の明治ホールディングス<2269>(東証プライム)、美容液「コスメデコルテ」のコ-セー、時計のセイコーグループ<8050>(東証プライム)、スポーツウエアのデサント<8114>(東証プライム)、航空サービスのJAL<9201>(東証プライム)と続く。なかでもコーセーは、「コスメデコルテ」のデパートでの男性購買者が通常の7倍~8倍に急増していると伝えられ、株価も、金融システム不安が響いて売られた1万4430円から大谷効果が加わって年初来高値1万6190円へ急伸した。またWBC開始とともに高値反応が目立ったのが明治HD、デサント、JALで、このうちデサントは年初来高値まで買い進まれた。
WBC 関連株の人気再燃も期待される。侍ジャパンのレプリカユニフォームを担当したミズノ、WBCの地上波中継をしたTBSホールディングス<9401>(東証プライム)、テレビ朝日ホールディングス<9409>(東証プライム)、WBC招集メンバーの所属球団のオーナー会社のヤクルト本社<2267>(東証プライム)、DeNA<2432>(東証プライム)、楽天グループ<4755>(東証プライム)、阪急阪神ホールディングス<9042>(東証プライム)、ソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)、スポーツ・パブのハブ<3030>(東証スタンダード)などとなる。
■タイトル戦ライブ中継で露出度を高めスポンサー銘柄がアピール
藤井聡太関連株は、まず各タイトル戦のスポンサーがタイトル戦のライブ中継とともに露出度を高めアピールすることになる。叡王戦の不二家<2211>(東証プライム)、王将戦のALSOK<2331>(東証プライム)、王位戦の伊藤園<2593>(東証マザーズ)、棋聖戦のヒューリック<3003>(東証プライム)などで、さらに一般棋戦の将棋日本シリーズのJT<2914>(東証プライム)、名人戦に協賛の大和証券グループ本社<8601>(東証プライム)などとなる。
また藤井六冠と広告契約を結んだサントリー食品インターナショナル<2587>(東証プライム)、AI(人工知能)の将棋棋戦で優勝経験がありプロ棋士用の将棋AIを提供しているHEROZ<4382>(東証プライム)、藤井六冠監修の将棋ゲームを展開の任天堂<7974>(東証プライム)、abemaTVでタイトル戦のライブ中継が人気コンテンツとなっているサイバーエージェント<4751>(東証プライム)、同じくタイトル戦のライブ配信をするスカパーJSATホールディングス<9412>(東証プライム)、『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』をインターネット配信しているエヌジェイホールディングス<9421>(東証スタンダード)も関連株となる。さらに日本将棋連盟は、藤井六冠の活躍とともに地元の名古屋に3カ所目の公式対局場を開設したが、この開設に協力したトヨタ自動車<7203>(東証プライム)も、関連株の一角で存在感を発揮しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)