ジャパンディスプレイが急伸、世界初技術の次世代ディスプレイ生産などでの戦略提携に期待強まる

■10日朝、世界3位のディスプレイメーカー・中国HKCとの提携を発表

 ジャパンディスプレイ<6740>(東証プライム)は4月10日、反発基調で始まり、取引開始後は8%高の42円(4円高)まで上げ、年初来の安値圏から出直っている。同日朝、世界で初めて開発したマスクレス蒸着とフォトリソを組み合わせた方式で画素を形成する次世代OLED「eLEAP」量産などについて、世界のディスプレイメーカーで3位の生産出荷規模を誇る中国のHKC(惠科有限公司、広東省深圳市)との戦略提携を発表し、買い材料視されている。

 発表によると、ジャパンディスプレイは、2022年5月に、世界で初めてマスクレス蒸着とフォトリソを組み合わせた方式で画素を形成し、輝度・寿命を大幅に高める次世代OLED「eLEAP」の量産技術を確立した。同年8月にはサンプル出荷を開始し、量産を24年中に予定している。HKCは、近年、大型ディスプレイ分野において急速な成長を遂げているエレクトロニクスメーカーであり、強力なコスト競争力、販売力、機動力、更には資金力も有している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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