ロシア産材の確保困難で熊谷組・住友林業・東京電機大が「KS木質座屈拘束ブレース」に国産材を追加
- 2023/4/10 15:37
- プレスリリース
■東京電機大学の協力を得て国産カラマツとラジアータパインが活用可能に
熊谷組<1861>(東証プライム)と住友林業<1911>(東証プライム)は4月10日、ロシア産のダフリカカラマツが入手困難となり、国産材の活用に向けて「KS 木質座屈拘束ブレース」に国産カラマツとラジアータパインを追加したと発表。
このブレースは木質材料によって鋼材を拘束し、安定的な変形性能を発揮するもので、熊谷組が得意とする中高層建物の耐震構造技術と住友林業の木質系材料に関する知見と技術を融合して開発された。
東京電機大学の協力を得て、国産材も活用可能になり、国内林業の活性化やサステナブル社会の実現に貢献する。熊谷組と住友林業は、脱炭素社会実現のために木造化・木質化を推進しており、木質部材に関する研究や技術開発を進めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)