Macbee Planetが資金調達、新株発行と株式売出しでM&A資金の返済や人員増強などに充当

ビジネス 万年筆 メモ

■ネットマーケティングを3月に子会社化、長期的成長に向け事業基盤を構築

 Macbee Planet<7095>(東証グロース)は4月10日の15時過ぎ、公募による新株式発行(普通株式27万株)および株式売出し(最大4万500株)、第三者割当による新株式発行(SBI証券に4万500株)による資金調達を発表した。調達額は発行価格等決定日(2023年4月18日(火)から20日(木)までの間のいずれかの日)に明らかになる。

 上記の一般募集および第三者割当増資により調達する資金の使途は、財務体質の強化及び経営基盤安定化のために株式会社Alpha及び株式会社ネットマーケティングのM&Aに伴う資金借入の返済、アナリティクスコンサルティング事業のコンサルタントを中心に人員を拡充し成長を実現するための人員増強及びオフィス拡張、知名度向上及びプロダクト販売促進を目的としたマーケティング費用に充当する予定。

 同社は、「革新的なマーケティングにより世界を牽引する企業になる。」というビジョンのもと、データとテクノロジーを活用し、LTVマーケティングを提供している。さらなる事業成長を図るため、2021年12月に公表した中期経営計画に基づき、22年4月期から24年4月期を「LTVマーケティングのリーディングカンパニーとして、長期的な成長を実現するための事業基盤を構築。」する期間と位置付け、グループ経営体制への移行とLTVマーケティングの深化・深耕を行うべく、取得データの拡大や解析力の向上の他、LTVマーケティングの補完領域に係る技術強化により、既存顧客への提供価値向上とともに、新たな業界への展開や既存業界のシェア拡大のための成長投資を積極的に検討してきた。その結果として、アフィリエイト広告やソーシャル広告等の領域においてプロモーションの戦略立案から運用支援までを一貫して行うコンサルティングサービスを提供している株式会社ネットマーケティングを23年3月に完全子会社化した。

 一方で、同社の子会社化にともない、株式取得額の全額に相当する5370百万円の借入を実行し、相応に財務柔軟性が低下していることから、今後の機動的な戦略投資と継続的な成長を実現するため、当該資金調達を行うこととした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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