ホンダは韓国の鉄鋼最大手POSCOとの連携など好感され4日続伸、円安も追い風

ホンダ 7267

■カーボンニュートラルに向けた取組を加速

 ホンダ(本田技研工業)<7267>(東証プライム)は4月12日、4日続伸基調となり、取引開始後に3562.0円(41.0円高)まで上げた後も堅調で、年初来の高値3678.0円(2023年3月9日)に向けて再び出直りを強めている。日銀に植田新総裁が就任した4月9日以降、円安基調が続いていることに加え、11日に韓国の鉄鋼最大手POSCO(ポスコ)とカーボンニュートラルの実現に向けた包括的パートナーシップの検討を開始と発表し、期待材料視されている。

 発表によると、この合意に基づく、両社の取り組みの検討範囲は、主に、車体鋼板領域で
車体の軽量化に寄与する超高張力鋼板や、製造工程での温室効果ガス発生を抑制した自動車鋼板など。電磁鋼板領域では電動アクスルの駆動モーターに必要な無方向性電磁鋼板の量産適用。バッテリー領域では将来電池用素材に関する技術交流、正極・負極などの主要材料の調達協力。リサイクル領域では低炭素社会実現に向けたリサイクル材適用拡大、バッテリー再生材を活用したクローズドループリサイクルの構築。などとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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