■一方で物色の移り変わり速く「さすがはカジノ関連株」の見方も
櫻島埠頭<9353>(東証スタンダード)は4月13日、買い気配のままストップ高の2094円(400円高、24%高)に達し、2日連続ストップ高の急伸相場となっている。大阪府と同市が誘致を目指すカジノ・IR(統合リゾート)構想について、「大阪IR計画認定へ政府最終調整、29年開業目指す、ダブル選で推進派当選」(読売新聞オンライン4月12日朝)と伝えられたことなどが買い材料視されており、同じく大阪・神戸の港湾関連銘柄として大運<9363>(東証スタンダード)も一時475円(80円高、20%高)まで上げて2日連続ストップ高。トレーディア<9365>(東証スタンダード)も一時ストップ高の2054円(400円高、24%高)まで上げて2日連続大幅高となっている。
もっとも、トレーディアはストップ高のあと急激に値を消している。関連銘柄の中では、昨12日に急伸した杉村倉庫<9307>(東証スタンダード)、日本金銭機械<6418>(東証プライム)が伸び悩んでおり、「カジノだけに儲けと損は背中合わせ、物色の移り変わりの速さが目立つ」(株式市場関係者)との声が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)