【株式市場】日経平均は18円安だがTPIXは堅調、2月好決算株や材料株など活況

◆日経平均は2万8475円31銭(18円16銭安)、TOPIXは2022.61ポイント(3.89ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は4億6249万株

 4月17日(月)前場の東京株式市場は、2月決算発表を受けて三陽商会<8011>(東証プライム)やリンガーハット<8200>(東証プライム)、ドトール・日レスHD<3087>(東証プライム)などが活況高となり、円安基調を受けて横浜ゴム<5101>(東証プライム)や自動車、機械株などもしっかりとなった。一方、半導体関連株は朝高のあと軟化する銘柄がみられ、ここ活況高だった大手商社株も一服模様。日経平均は取引開始後の106円28銭高(2万8599円75銭)を上値に伸びきれず、午前10時過ぎに78円49銭安(2万8414円98銭)まで軟化したが、その後は持ち直し、前引けは小幅安にとどまった。TOPIXは小高い。

 DDホールディングス<3073>(東証プライム)が急伸しストップ高となり、2月決算の黒字転換と今期の収益拡大予想など好感。アークランドサービスホールディングス<3085>(東証プライム)は筆頭株主による完全子会社化が材料視され急伸。木村工機<6231>(東証スタンダード)は業績予想の増額修正など好感されストップ高。東邦金属<5781>(東証スタンダード)は政府の核融合の開発促進など好感されストップ高。インスペック<6656>(東証スタンダード)は大口受注の追加期待などで再び急動意。ロコンド<3558>(東証グロース)は今期の大幅増益予想や自社株買いが好感され取引開始後から気配値のままストップ高で推移。グッドパッチ<7351>(東証グロース)は業績予想の増額など好感され一時ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は4億6249万株、売買代金は1兆969億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は694銘柄、値下がり銘柄数は1041銘柄。

 東証33業種別指数は18業種が上げ、海運、ゴム製品、その他金融、銀行、輸送用機器、証券商品先物、空運、陸運、建設、保険、精密機器、電気機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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