【株式市場】日経平均は68円安、自動車株など安く9日ぶりに軟調推移

◆日経平均は2万8590円40銭(68円43銭安)、TOPIXは2036.17ポイント(4.72ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は4億3715万株

 4月19日(水)前場の東京株式市場は、東京海上HD<8766>(東証プライム)などの保険株や三井住友FG<8316>(東証プライム)などの銀行株が高く、日銀の新総裁と新たな金融政策への期待が再燃した様子。中国のGDPを受けて日本郵船<9101>(東証プライム)や日本製鉄<5401>(東証プライム)などもしっかり。ただ、半導体関連株は引き続き米国の対中規制などを受けて重く、自動車株も米国のEV補助金政策で日本車が対象外とされたことなどで軟調。日経平均は38円安で始まり、午前10時半頃に127円29銭安(2万8531円54銭)まで軟化し、前引けも軟調で9日ぶりの反落模様となった。

 パンチ工業<6165>(東証プライム)が時間とともに上げ幅を広げて一段高となりPBR0.6倍とあって改善策などへの期待強まったとの見方。エコナックホールディングス<3521>(東証プライム)は子会社売却益に加えコロナ沈静化により温浴施設の回復急とされ一段高。カクヤスグループ<7686>(東証スタンダード)は業績予想の増額修正などで一時ストップ高。NFKホールディングス<6494>(東証スタンダード)は固定資産譲渡益など好感され一時急伸。関通<9326>(東証グロース)は今期の大幅増益予想と自社株買いなど連日好感され一時ストップ高となり一段高。トリプルアイズ<5026>(東証グロース)は17日夜のTV番組で顔認証技術が放送されたことなどを受け一時2日連続ストップ高となり出直り継続。

 新規上場となったエキサイトホールディングス(エキサイトHD)<5571>(東証スタンダード)は午前9時42分に1700円(公開価格1340円の27%高)で初値をつけ、1900円(同41%高)まで上げて前引けは2697円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は4億3715万株、売買代金は1兆1119億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は466銘柄、値下がり銘柄数は1255銘柄。

 東証33業種別指数は12業種が上げ、保険、陸運、非鉄金属、空運、鉱業、銀行、鉄鋼、石油石炭、証券商品先物、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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