【株式市場】日経平均は24円高、TOPIXは小安いが朝安のあと次第に回復

◆日経平均は2万8631円53銭(24円77銭高)、TOPIXは2039.50ポイント(1.13ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は4億4741万株

 4月20日(木)前場の東京株式市場は、自動車株や大手商社株、海運株などが軟調に推移し、3月の訪日観光客数は前年同月の27倍と伝えられたが、旅行関連株の値動きは小型軽量株に偏向。一方、半導体株には堅調な銘柄や中盤から小高くなる銘柄が散見され、PBR1倍割れの多い紙パ株は王子HD<3861>(東証プライム)など主要銘柄がしっかり。みずほFG<8411>(東証プライム)など銀行・保険株は続伸基調。日経平均は取引開始直後の164円31銭安(2万8442円45銭)を下値に持ち直し、午前11時には58円31銭高(2万8665円07銭)まで上げ、前引けも堅調だった。

 NOK<7240>(東証プライム)が急伸し今期100億円の自社株買いと3年間で375億円を下限とする配当の実施などに期待集中。ポピンズ<7358>(東証プライム)は小規模保育施設の受け入れ年齢の拡大方針など好感され急伸。ダイワ通信<7116>(東証スタンダード)はAI顔認証によるバス置き去り防止装置など好感されストップ高。旅工房<6548>(東証グロース)は3月の訪日観光客数が前年同月の27倍と伝えられ軽量株妙味を発揮。

 新規上場となった南海化学<4040>(東証スタンダード)は買い気配で始まり、取引開始から1時間を経過した午前10時半前に2533円(公開価格は1740円)で初値がつき、あと3035円まで上げて前引けも3035円。

 東証プライム市場の出来高概算は4億4741万株、売買代金は1兆1026億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1044銘柄、値下がり銘柄数は671銘柄。

 東証33業種別指数は15業種が値上がりし、パルプ紙、銀行、保険、小売り、水産農林、電気機器、鉄鋼、機械、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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