チームスピリットは後場も次第高で高値を更新、米セールスフォース・ドットコムからの表彰を機に騰勢続く、認知度アップなど期待
- 2023/4/21 15:07
- 材料でみる株価
■第2四半期は赤字だが「ARR」好調で実態は底堅いとの見方
チームスピリット<4397>(東証グロース)は4月21日、後場も次第高の相場となり、14時30分にかけて11%高の510円(50円高)まで上げて2日ぶりに年初来の高値を更新している。3月中旬に米セールスフォース・ドットコムの日本法人からビジネス発展に寄与したパートナーとして「Japan Partner of the Year-中小企業部門-」を受賞と発表したあたりから株価上昇が目立っており、認知度アップや業績への寄与に期待する動きがある。
チームスピリットは、働き方改革プラットフォーム『TeamSpirit』シリーズを提供するSaaS企業。2023年8月期の第2四半期連結決算(2022年9月~23年2月・累計)は営業利益が0.2億円の赤字となるなど各利益とも赤字だったが、売上高は前年同期比で16.6%伸びた。サブスクリプション収入やSaaS関連事業を行う企業を見る上で重視されるARR(年次経常収益)は前年同期比14.0%増加し、実態は底堅いと受け止められている。23年12月に本社オフィスの移転を予定し、23年8月期の移転に伴う費用は4千万円程度を見込むとしている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)