ANAホールディングスが大きく出直る、訪日需要の回復などで業績予想を増額修正

ANAホールディングス ANA 9202

■ビジネス需要も回復し燃油市況は計画を下回る

 ANAホールディングス<9202>(東証プライム)は4月24日、大きく出直って始まり、取引開始後は4%高に迫る2961.5円(110.5円高)まで上げて今年2月3日以来の2900円台を回復している。21日の通常取引終了後に2023年3月期の連結業績予想の増額修正を発表し、親会社株主に帰属する当期純利益は従来予想を48%上回る890億円の見込み(前期は1436億円の赤字)としたことなどが好感されている。ビジネス需要や訪日需要の回復が進み、燃費は計画を下回ったとした。

 発表によると、航空事業では、日本の水際対策の緩和によりビジネス需要や訪日需要の回復が進み、国際線旅客収入が堅調に推移した。費用面では、燃油市況が計画を下回り、為替についても円高に推移したことに加え、コストマネジメントの徹底により費用が減少したことから、営業利益は1200億円(前回発表時から250億円の増加)、経常利益は1100億円(同250億円の増加)の見込みとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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