システムインテグレータはIDEA GARDENの全AI機能に「GPT-4」を適用、「アイデア貢献ポイント」で全員参加型の新規事業アイデア創出・育成を支援

 システムインテグレータ<3826>(東証スタンダード)は4月24日、アイデア創出プラットフォーム「IDEA GARDEN(アイデアガーデン)」において、Open AI社のAI技術を使った機能すべてに「GPT-4」を実装したと発表。また、新機能としてアイデア創出への各社員の貢献度を見える化する「アイデア貢献ポイント」を2023年4月24日から実装した。

■IDEA GARDENのAI機能群

 VUCAと呼ばれる時代、変化の激しい市場での持続的発展を図るために日本企業では新規事業や業務改善への取り組みが喫緊の課題となっている。そこで新規事業や業務改善のアイデア創出を支援するため、IDEA GARDENは社内で誰でも簡単にアイデアを生み出し育てられるプラットフォームを提供する。

 現在、IDEA GARDENにはアイデア創出活動を支援するAI機能が3つ実装されている。2023年2月に「AI発想アシスタント(β)」、3月に「AIブレスト機能(β)」、4月に「AIアドバイザー機能(β)」を新機能としてリリースした。

 これまでは各機能の実装時点でOpen AI社が提供していたGPT-3、GPT-3.5、GPT-4をそれぞれ採用していたが、3機能すべてのAIモデルをGPT-4に統一した。

 これにより、IDEA GARDENのAI機能においてすべて同等の高精度を実現し、AIからより創造的かつ詳細な回答を得られるようになったため、アイデア創出活動の効率性がさらに向上する。

■新機能「アイデア貢献ポイント」とは

 IDEA GARDENは「アイデア発想の楽しさを最大化」する仕組みをプラットフォーム上で提供し、「全員参加型」のアイデア創出活動を支援する。新機能「アイデア貢献ポイント」は、各社員のアイデア創出・育成における貢献度をポイントとして見える化するもの。

 成功する新規事業を立ち上げるためには、もととなるたくさんのアイデアが必要だが、多くの企業ではアイデアを出してもらう仕組みや体制、風土が整備されていない。アイデア創出を組織文化として根付かせるには、積極的にアイデア出しやアイデアのブラッシュアップに参加してもらうためのインセンティブが必要。

 「アイデア貢献ポイント」を導入すると貢献度が見える化されるため、インセンティブ制度の設計・評価が容易になる。アイデアの発想だけでなく、アイデアのもとになりそうな経験や情報をヒントとして登録したり、アイデアに対するコメントやリアクションといったフィードバックによるアイデア育成への貢献度も評価できるため、事業を育成するという文化の醸成を促進することができる。

 同機能では「ヒント投稿」「アイデア投稿」「コメント投稿」「いいね」のアクションによって付与するポイント数を決められるため、取り組みの目的や参加状況にあわせたインセンティブの比重設定が可能。

 獲得したポイントは、ピアボーナスの提供やラインキング上位者への賞金、特典の授与や目標管理制度のKPI設定といった活用方法が考えられる。

 こうしたインセンティブを用意することで、アイデアをつくる社員と育てる社員、それぞれが強みを活かして新規事業アイデアの発想・育成に積極的に貢献できる仕組みづくりを実現する。

 今後もIDEA GARDENは、最新のAI技術を活用し、ユーザーの声からヒントを得た新機能を提供することで新規事業のアイデア創出活動を支援していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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