■ispaceの探査機26日にも着陸の予定で注目強まる
タカラトミー<7867>(東証プライム)は4月25日、取引開始後に1552円(53円高)まで上げて約4週間ぶりに年初来の高値を更新し、2020年以来の高値に進んでいる。6月1日出荷分から「トミカ」や「プラレール」「リカちゃん」など73品の希望小売価格を値上げすると伝えられたほか、JAXA(国立研究開発法人・宇宙航空研究開発機構)の『変形型月面ロボット』開発に共同参画したことなどが買い材料視されている。ロボは最短で4月26日未明にも月に着陸と伝えられた。このロボの精密な玩具も発売している。
JAXAと共同開発した『変形型月面ロボット』は、4月12日に新規上場となったispace<9348>(東証グロース)が運営する民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」(白兎ーR)によって2022年12月に米国から打ち上げられた月面探査機に載せられているとされている。ispaceの発表では、月面探査機は最短で23年4月26日午前1時頃にも月面に着陸する予定とし、「予備日」も設定している。
24日夜のNHKニュースは、「去年12月に打ち上げられた日本のベンチャー企業が開発した月着陸船が26日未明、月面への着陸に挑戦します。JAXA=宇宙航空研究開発機構の施設では、着陸船に搭載されたものと同型の小型ロボットを使った月面探査の訓練が行われました」(NHKニュースWEB4月24日18時03分)と伝えた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)