キヤノンが年初来の高値を更新、第1四半期好調で12月通期予想の増額修正など好感
- 2023/4/27 09:39
- 業績でみる株価
■現行事業が安定収益、新規事業は利益貢献フェーズに
キヤノン<7751>(東証プライム)は4月27日、飛び出すように出直って始まり、取引開始後は3%高の3103円(97円高)まで上げ、今年3月10日以来の年初来高値に進んでいる。26日の15時に発表した第1四半期連結決算(3月31日に終了した3ヵ月間)が前年同期比で売上高10.4%増、税引前四半期純利益29.3%増となるなど好調で、12月通期の予想を全体に増額修正し、好感されている。
発表によると、第1四半期は、ネットワークカメラなどの新規事業が高い成長によって全社売上を牽引し、現行事業も高い製品力を背景にカメラやオフィス複合機が売上を伸ばした。利益面では、現行事業が安定した収益性を保っていることに加え、新規事業が利益貢献のフェーズに入ってきた。今12月期の連結業績予想のうち、営業利益は期初の予想を7.5%上回る見込みに見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)