東海理化は予想を大幅に上回る3月決算など好感され年初来高値を更新

■営業利益は予想を28%上回り前期比81%増に

 東海理化電機製作所(東海理化)<6995>(東証プライム)は4月27日、一段高で始まり、取引開始後は10%高の1827円(172円高)まで上げて今年3月10日以来、約6週間ぶりに年初来高値を更新している。26日の14時40分に発表した2023年3月期連結決算が前期比で営業利益80.8%増加し、親会社株主に帰属する当期純利益は3.1倍となり、注目の強まる相場となっている。

 連結営業利益は23年3月15日に発表した予想を28.1%上振れて着地し、親会社株主に帰属する当期純利益は同55.7%上振れた。「客先台数が増加したこと、北米を中心に原材料やエネルギー費用の価格高騰分の回収が進んだこと」(発表リリースより)などに加え、当期純利益については「法人税等調整額の変更」(同)も寄与した。今期・24年3月期の連結業績予想は、営業利益を2.1%増、純利益を0.9%増とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る